オグリキャップ号馬像建立募金 ご寄附御礼
本日はお忙しい中、オグリキャップ号の一周忌法要と馬像除幕式式典へ足をお運びいただき誠にありがとうございました。本日の会を主催させていただきますオグリキャップ号馬像建立委員会を代表いたしましてご挨拶を申しあげます。
オグリキャップ号が急逝してから早いもので丸一年が経過いたしました。人気者であり、常に話題の中心にいたオグリが突然いなくなり、その思い出話に花を咲かせていた折り、誰からともなく持ち上がったのが馬像建立のプランでありました。
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その後、紆余曲折を経て10月に発足した馬像建立委員会では私が委員長を任されることとなり、日高が生んだ偉大な名馬を形として残し、未来永劫、その遺徳を語り継ごうという意思が集約されて具体的なプランがスタートいたしました。関係諸団体をお訪ねし、企画意図をご説明いたしますとみなさん、暖かなお言葉とともにご協力のお約束いただき、改めてオグリキャップの徳の高さに驚かれたものでございます。
募金活動さなかの3月11日には東日本大震災という痛ましい出来事があり、委員会内部でも様々な意見が出されましたが、ご寄附とともに寄せられたメッセージには馬像の完成を望まれる声が少なくなく、我々もできる限りのことをさせていただきながら、馬像の制作をお願いした後藤信夫先生には万物鎮魂の願いを込めてノミをふるっていただきました。これからご覧いただきますが、等身大馬像は彼の芦毛を表現するために特殊なブロンズ素材を採用したため、制作には大変なご苦労があったと伺っております。
馬像建立に際しましては本日ご臨席いただいております日本中央競馬会・土川健之理事長、橋本聖子参議院議員、河野洋平・日本軽種馬協会会長、日高軽種馬農協・荒木正博組合長、それに地元の新冠町・小竹國昭町長をはじめとする関係各位の多大なるご支援、ご協力はもとより、日本全国津津浦々から寄せられた多額のご寄附、それに付随する暖かなお気持ちが不可欠でございました。おかげさまで5月31日の締め切りまでに積み上げられた募金金額は2,831万円にのぼり、募金者の、のべ人数も1,274人を数えました。
オグリキャップ号の偉大さを短い時間で語り尽くすことは出来ませんが、ここに集う人々の胸の中に生き続けるオグリキャップはいま、在りし日の姿となって不滅となり、私には寄せられたお一人お一人のご厚意が馬像をより光輝かせているように思えてなりません。
オグリキャップ号が着用していた馬服など、彼が残したものは優駿記念館にて展示されますので、日高にお越しの際は是非、足をお運びください。
最後にここにお集まりいただいた皆様をはじめ、オグリキャップ号を愛する全国のファンの皆様に改めて深く感謝を申し上げ、除幕式式典開会の言葉とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
平成23年7月3日
オグリキャップ号馬像建立委員会 委員長 須崎孝治
概要
- 設置者
- オグリキャップ号馬像建立委員会
委員名簿はこちら[PDF 81KB] - 設置場所
- 優駿メモリアルパーク
北海道新冠郡新冠町朝日
見学についての詳細はこちら - 除幕式
- 2011年7月3日
- 馬像概要
- 馬像:等身大ホワイトブロンズ像
台座:御影石
※白銅でオグリキャップ号の芦毛の毛色を表現いたします。 - 馬像制作者プロフィール
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後藤信夫氏
1942年生まれ 東京都出身
太平洋美術会理事、同研究所講師、日本鋳金家協会運営委員長等歴任
現在、日本鋳金家協会顧問、日本美術家連盟会員
略歴[PDF 178KB]【主な作品】
JRA競馬場の野外ブロンズ像の制作
1990年 JRA中山競馬場 けやき公園モニュメント「憧憬」制作設置
1994年 JRA中京競馬場 モニュメント「MY DREAM」制作設置
1998年 JRA札幌競馬場 モニュメント騎馬群像「騎馬躍進」制作設置
2001年 JRA中山競馬場 モニュメント「讃 ハイセイコー号」制作設置 - オグリキャップ馬像制作過程
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彫刻家の後藤信夫さんが、名馬オグリキャップの彫刻制作を開始しました。完成はオグリキャップが亡くなった1年後の命日、2011年7月3日の予定です。