重賞ウイナーレポート

2018年07月01日 CBC賞 G3

2018年07月01日 中京競馬場 晴 良 芝 1200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:アレスバローズ

プロフィール

生年月日
2012年05月14日 06歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:26戦6勝
総収得賞金
182,559,000円
ディープインパクト
母 (母父)
タイセイエトワール by トニービン(IRE)
馬主
猪熊 広次
生産者
ヤナガワ牧場 (門別)
調教師
角田 晃一
騎手
川田 将雅

 7月1日、中京競馬場で行われた第54回CBC賞(G3)は4番人気のアレスバローズが好スタートを決めると中団で進み、直線では鋭い反応で一気に加速してゴールを突き抜け重賞2度目の挑戦で初制覇を果たした。

 アレスバローズは父ディープインパクト、母タイセイエトワール(母の父トニービン)という血統で日高町のヤナガワ牧場の生産馬。

 同牧場はこれまでにプライドキム(2004年全日本2歳優駿(G1))、サンライズバッカス(2007年フェブラリーS(G1))、コパノリチャード(2014年高松宮記念(G1))、コパノリッキー(2014年、2015年フェブラリーS(G1))、サンライズノヴァ(2017年ユニコーンS(G3))、キタサンブラック(2015年菊花賞 (G1)、2016年 ジャパンC (G1)、2016年、2017年天皇賞(春)(G1)、2017年大阪杯(G1))など各世代に数々の活躍馬を送り出している名門牧場だ。

 牧場で応援していたというヤナガワ牧場代表梁川正普さんは「ここ何戦かは人気に推されていたのに結果を出せないレースが続いていましたが、今回は馬混みに包まれなければ良いレースができるのではないかと予想していました。実際、今回は馬混みの中でも川田ジョッキーになだめられたのか、カッとしないでよく我慢していましたね。折り合いをつけてじっとこらえながら直線に入り、上手く外に持ち出してくれたので良い脚を使えたのではないかと思っています。そう簡単に重賞を獲れないのは十分にわかっています。そんな中で勝ってくれて本当に良かった。」と精神的な成長を見せた愛馬の活躍に声が弾んだ。

 当歳の時から「この馬はモノが違う」と直感したというアレスバローズはその馬体の素晴らしさ、動いている時の身のこなし、走りの力強さが同世代の中でも際立っていたそうだ。「全兄(サンライズタイセイ)が良い馬だったので父(正克氏)と相談して、もう一度同じ配合で行こうと決めた思い入れのある馬でした。生まれた時から近年で一番!と言っても良いほど恰好良い馬で、きっと活躍してくれるという期待を父と共に抱いていました。もちろん、生産した全ての馬に活躍して欲しいという思いで向き合っていますが、その中でもアレスは深く印象に残るほどの良い馬だったのです。キタサンブラックと同世代で、離乳後は同じ放牧地で元気に走り回っていたんですよ。2頭共に良い馬でしたがアレスの方が目立つくらいでした(笑)。性格は、アレスは馬同士の中で気が強い所をみせていましたがブラックは皆と一緒に行動するタイプでしたね。」後の活躍馬が共に疾走する風景を目の当たりにするという贅沢はそう容易くできるものではない。

 生産した全ての馬を、手間を惜しまず1頭1頭を大事に育てることを常に念頭に置き実直に努力を積み重ね続けているヤナガワ牧場では、今年もたくさんの仔馬が元気に誕生した。アレスバローズの半妹は父ミッキーアイルで、女の子らしい綺麗な馬。これから成長の段階で逞しくなってくれるのではと期待を持っているそうだ。

 「アレスバローズはやっと、重賞タイトルという大きな勲章を手にする事ができてホッとしています。気性さえ落ち着けばもっと力を出せる馬だと思っていますのでもう一花、二花と咲かせて種馬となって戻って来て、あの恵まれた馬体を産駒に伝えてくれたら本当に嬉しいですね。」輝き始めた原石は実りの秋に向かって更に光を放ってくれるに違いない。


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