2014年11月30日 ジャパンC G1
優勝馬:エピファネイア
プロフィール
- 生年月日
- 2010年02月11日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:11戦6勝
- 総収得賞金
- 687,795,000円
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 角居 勝彦
- 騎手
- C.スミヨン
出走馬18頭中、G1馬が12頭という非常にハイレベルなレースとなった今年のジャパンカップ(G1)。最後の直線でスミヨン騎手を背に飛び出してきたのは、昨年の菊花賞馬であるエピファネイア。そのまま後続に4馬身差を付けるという、まさに圧勝だった。
そのエピファネイアの育成、そして今年の夏は調整も行ってきた、ノーザンファーム早来牧場の森下政治厩舎長は、「ジョッキーも上手く乗ってくれましたが、それにしても強かったですね」と満面の笑みを見せる。
この日はTVでのジャパンカップ観戦となった森下厩舎長ではあるが、その画面越しにもエピファネイアの状態の良さは伝わってきていた。
「天皇賞(秋)(G1)と比較しても出来の良さは見て取れましたし、馬体の張りや歩様など、いい状態に仕上げてもらったとの思いがありました」(森下厩舎長)
エピファネイアはクイーンエリザベス2世C(G1)の後、森下厩舎に戻ってきたが、その時は遠征による疲れも馬体には現れていた。
「見栄えのする馬にも関わらず、身体が寂しくも映りました。厩舎のスタッフが一生懸命ケアしてくれたおかげで、どんどん状態も上向きになり、負荷をかけた調教も行えるようになりました」(森下厩舎長)
今年の夏の休養では、「これまで以上に乗り込んだ」(森下厩舎長)というエピファネイアは、その鍛錬のあとが馬体にも現れたのか、入厩が近づいた頃には、これまで以上に逞しい馬体となっていたという。
確かにこのジャパンカップ(G1)でも、スピードだけでなくパワーの違いも証明してみせる結果となったが、そうなると、ゴール前に急坂がある中山競馬場で行われる、次走の有馬記念(G1)もより楽しみになってくる。
「春先より更に成長した姿を、このジャパンカップ(G1)で証明してくれました。それだけに有馬記念(G1)も好走が期待できますし、そして来年は更に成長を遂げて、更に高みを目指してもらいたいです」(森下厩舎長)