2008年03月16日 フィリーズレビュー Jpn2
優勝馬:マイネレーツェル
プロフィール
- 生年月日
- 2005年04月04日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:9戦3勝
- 総収得賞金
- 173,223,000円
- 馬主
- (株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
- 生産者
- 佐々木牧場 (青森)
- 調教師
- 五十嵐 忠男
- 騎手
- 池添 謙一
後方一気の末脚で今年のフィリーズレビューを制したのは、青森の佐々木牧場が生産したマイネレーツェルだった。ちなみに青森産馬の重賞制覇は、ラジオたんぱ賞を制したカッツミー以来、6年ぶりとなる。
「直線では後ろから2頭目でしたが、これまでも後方からレースをしてきた時には、勝ち馬と差のないレースをしていたので、ひょっとしたらという思いはありました」と佐々木牧場の代表である佐々木秀一さんは話す。
佐々木牧場は明治28年に創業した名門牧場。現在の佐々木代表での代で3代目となる。稲作を始めとした複合農業をしながら繋養する繁殖牝馬の頭数は3頭と決して多くはないものの、佐々木代表はトップクラスの種牡馬を配合するために北海道まで足を運んでいる。
マイネレーツェルの父であるステイゴールドも、フェリーの移動も含めて片道12時間をかけて配合した種牡馬だった。
「競馬誌の広告を見て、思わず目に止まったのがステイゴールドでした。その時は運命的なものを感じました」(佐々木代表)
父の産駒らしく小柄に産まれてきたというマイネレーツェルだったが、牧場にいた頃から男勝りの闘争心を見せ、元気に走り回っていたという。次の年には八戸市場の1歳市場に上場され、(有)ビッグレッドファームが200万円で落札している。
「200万の馬が、自分より評価の高い馬を負かしたわけですからね。八戸市場にもはマイネレーツェルのような馬が沢山いますし、この勝利で青森の生産界も活気付いてくれると嬉しいですね」(佐々木代表)
一時は北海道と並ぶ軽種馬の生産地であった青森だが、現在では廃業する牧場も増え、生産馬の頭数の数もめっきり減ったという。それだけにマイネレーツェルの重賞勝利は、青森の生産地に活気をもたらしただけでなく、オーナーや調教師にとっても安価で優れた競走馬を探すために八戸市場に足を運ぼうという考えも産まれてくるに違いない。
「桜花賞は種付けや出産が無ければ見に行きたいと思います」と話す佐々木代表。もしマイネレーツェルが桜花賞を勝てば、カネケヤキ以来、44年ぶりの青森産馬による桜花賞制覇。佐々木さんや青森の生産界にとっての幸せは、後方一気でやってくるかもしれない。
「直線では後ろから2頭目でしたが、これまでも後方からレースをしてきた時には、勝ち馬と差のないレースをしていたので、ひょっとしたらという思いはありました」と佐々木牧場の代表である佐々木秀一さんは話す。
佐々木牧場は明治28年に創業した名門牧場。現在の佐々木代表での代で3代目となる。稲作を始めとした複合農業をしながら繋養する繁殖牝馬の頭数は3頭と決して多くはないものの、佐々木代表はトップクラスの種牡馬を配合するために北海道まで足を運んでいる。
マイネレーツェルの父であるステイゴールドも、フェリーの移動も含めて片道12時間をかけて配合した種牡馬だった。
「競馬誌の広告を見て、思わず目に止まったのがステイゴールドでした。その時は運命的なものを感じました」(佐々木代表)
父の産駒らしく小柄に産まれてきたというマイネレーツェルだったが、牧場にいた頃から男勝りの闘争心を見せ、元気に走り回っていたという。次の年には八戸市場の1歳市場に上場され、(有)ビッグレッドファームが200万円で落札している。
「200万の馬が、自分より評価の高い馬を負かしたわけですからね。八戸市場にもはマイネレーツェルのような馬が沢山いますし、この勝利で青森の生産界も活気付いてくれると嬉しいですね」(佐々木代表)
一時は北海道と並ぶ軽種馬の生産地であった青森だが、現在では廃業する牧場も増え、生産馬の頭数の数もめっきり減ったという。それだけにマイネレーツェルの重賞勝利は、青森の生産地に活気をもたらしただけでなく、オーナーや調教師にとっても安価で優れた競走馬を探すために八戸市場に足を運ぼうという考えも産まれてくるに違いない。
「桜花賞は種付けや出産が無ければ見に行きたいと思います」と話す佐々木代表。もしマイネレーツェルが桜花賞を勝てば、カネケヤキ以来、44年ぶりの青森産馬による桜花賞制覇。佐々木さんや青森の生産界にとっての幸せは、後方一気でやってくるかもしれない。