2026年08月30日 新潟記念 G3
優勝馬:ゾロアストロ
プロフィール
- 生年月日
- 2023年03月01日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/芦毛
- 戦績
- 国内:7戦3勝
- 総収得賞金
- 116,774,000円
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 宮田 敬介
- 騎手
- 岩田 望来
新潟記念(G3)の前の週に行われた新潟2歳S(G3)をレッチュベルクが優勝。そのレッチュベルクとは同じ、ノーザンファーム空港の育成馬かつ、安藤幸宏厩舎長の元で管理されてきたゾロアストロが、同じ新潟競馬場で行われた重賞レースを制した。
「ゾロアストロは厩舎長として初めて重賞(きさらぎ賞(G3))を勝ってくれた馬であるだけでなく、レッチュベルクと2週連続での重賞制覇となりました。共に管理をしてきた厩舎スタッフにとっても喜びは大きかったと思いますし、2歳重賞と3歳を迎えての重賞勝馬を送り出せたことは、いい経験になったとも思います」(安藤幸宏厩舎長)
その新潟記念(G3)だが、レース前に雨が激しく降り始めたこともあり、良馬場だった馬場発表は稍重に悪化していた。
「初めての重賞制覇となったきさらぎ賞(G3)も、雪でのレース順延となりましたし、この馬は常に逆境を乗り越えなければいけないのではとも思いました(笑)」
逆境という意味では、日本ダービー(G1)に向けての追い切りを行っていた際に鼻出血を発症。レースを回避して臨んだ新潟記念(G3)となったが、そこには今年のNHKマイルC(G1)を優勝したロデオドライブだけでなく、アーバンシック(菊花賞(G1))、ステレンボッシュ(桜花賞(G1))、チェルヴィニア(オークス(G1)、秋華賞(G1))、ドゥレッツァ(菊花賞(G1))とG1馬5頭が出走してきた。
「凄いメンバーになったと思いました。ただ、今後の競走生活を考えた時には、正しい判断をしてもらえただけでなく、この時期にじっくりと休ませてもらえたことで成長できたのは間違いなかったと思います」
その期間内における成長と、逆境を乗り越えてきた心身の強さが、新潟記念(G3)では遺憾なく発揮されていく。開催最終週を迎えた芝コースは、荒れたインコースを避けていくレースが続いていた。
この新潟記念(G3)でも馬群がひと固まりとなりながら直線へと向かっていく。各馬が進路を探し始めていく中、荒れた馬場と、まだ緑の馬場が残っている境目に進路を取ったゾロアストロは、残り1ハロン過ぎで先頭に躍り出る。
馬群から脚を伸ばしてきたのは、同世代のG1馬であるロデオドライブ。ただ、アタマ差凌ぎ切っていたのはゾロアストロだった。
「斤量の差も味方してくれたとは思いますが、最後は気持ちの強さでしのぎ切ってくれたと思います。枠も内側で終始我慢を強いられるような競馬ともなりましたが、それでもメンタルを保ち続けていられたように、心身ともに成長を果たしているのでしょう」
レース後、ゾロアストロに関するSNSの記事を見ていた安藤幸宏厩舎長は、そこに「ここまで色々あったけど、今回も頑張ってくた」「勇気づけられる」などの書き込みを見て、嬉しさが湧いてきた。
「自分も競馬ファンの一人として、ゾロアストロは応援したくなる馬だと思います。どこかゾロアストロというキャラクターが出来上がってきた印象もありますし、これからもファンに愛されるような活躍を見せてもらいたいですね」
この秋はG1戦線での更なる飛躍が期待されるゾロアストロであるが、どんな状況でも困難を跳ねのけて、最高のパフォーマンスを見せてくれるのだろう。
















