重賞ウィナーレポート

2026年08月02日 アイビスサマーダッシュ G3

2026年08月02日 新潟競馬場 晴 良 芝 1000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ピューロマジック

プロフィール

生年月日
2021年02月18日 05歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:18戦7勝
総収得賞金
235,097,000円
アジアエクスプレス(USA)
母 (母父)
メジェルダ  by  ディープインパクト
馬主
(株) スリーエイチレーシング
生産者
村田牧場 (新冠)
調教師
安田 翔伍
騎手
田辺 裕信

 新潟競馬場の直線1,000mコースを舞台に行われるサマースプリントシリーズ第3戦「第26回アイビスサマーダッシュ(G3)」はスタートからハナを奪ってレースを引っ張った田辺裕信騎手騎乗の1番人気ピューロマジックが、最後は後続を3馬身で突き放して先頭ゴールイン。2002年にカルストンライトオがマークした53秒5の芝1,000m日本レコードを24年ぶりに0秒2更新する走りで、通算成績を20戦7勝2着2回3着1回(重賞5勝)とした。管理する安田翔伍調教師のJRA重賞勝利は6月の函館スプリントS(G3)(優勝馬ピューロマジック)に続くもので、今年3勝目、通算18勝目。田辺裕信騎手にとっては、先月の七夕賞(G3)(優勝馬アスクナイトショー)に続くJRA重賞勝利で今年3勝目、通算49勝目となった。

 ピューロマジックを生産したのは昭和5年創業という新冠町の村田牧場。生産と中期育成を専門に行う牧場で、その歴史の中でローレルゲレイロ(最優秀短距離馬)やユキノビジン(桜花賞(G1)2着、オークス(G1)2着)、チャームアスリープ(南関東三冠牝馬)などを送り出してきた。現在は新冠町内に繁殖本場含めて4つの分場で、30頭弱の繁殖牝馬を管理。きめ細かい管理の下、年間25頭弱を生産し、その中からディープボンドやノースブリッジ、モズベッロなどを送り出し、セレクトセール、セレクションセールといった市場においても購買者から厚い信頼を得ている牧場だ。JRA重賞勝利は6月の函館スプリントS(G3)(優勝馬ピューロマジック)に続くもの。サマースプリントシリーズチャンピオンに王手をかける重賞勝利に、牧場は沸いている。

 新潟競馬場で愛馬優勝の瞬間に立ち会ったのは同牧場の村田康彰専務。「35度近くまで気温が上がった昨年よりは涼しく感じましたが、前走の函館競馬場と比べればやはり暑かったです。JRA暑熱対策には感謝しかありませんが、馬は本当によく頑張ってくれたと思います」と安堵の表情でレースを振り返ってくれた。

 前走から1か月少々のローテーション。「パドックでも感じた事ですが、レースを見ていてもずいぶんと大人びた雰囲気を感じました」と村田康彰専務。「去年のレース内容から、直線競馬に高い適性があるとは思っていましたが、今年の競馬はムキなって逃げるわけでもなく、無理に抑えるわけでもなく、鞍上の思い通りのレースが出来たのではないかと思います。本当に強い競馬をしてくれました」と愛馬を称え「去年がタイレコードで、今年はそれを更新する走りを見せてくれました。こうした競馬が出来るのは、心身が充実しているからだと思いますが、私たちのような規模の牧場でもこういう馬を生産出来た誇りに思いたい」と話してくれた。

 そして、陣営からは次走はサマースプリントシリーズの最終戦「セントウルS(G2)」に向かう事が発表された。

 「ローテーションに関してはオーナーと厩舎が決めてくれるもので、私たちは決められたことに対して応援するだけですが、サマーシリーズのチャンピオンというタイトルは、せり名簿には掲載されませんが。牧場にとっては誇らしいもの。今年は、大きなチャンスだと思いますので、頑張って欲しい」とエールを送っている。