2026年07月10日 兵庫サマークイーン賞(GDJ)
優勝馬:ケテンドリーム
プロフィール
- 生年月日
- 2021年03月17日 05歳
- 性別/毛色
- 牝/青毛
- 戦績
- 国内:29戦8勝
- 総収得賞金
- 49,565,000円
- 馬主
- 叶 徳文
- 生産者
- オリエント牧場 (新冠)
- 調教師
- 上杉 昌宏
- 騎手
- 笹川 翼
『グランダム・ジャパン(GDJ)2026』古馬秋シーズンの2戦目は、園田競馬場1,700mコースを舞台とした「兵庫サマークイーン賞」。大井から2頭、浦和、愛知、高知からそれぞれ1頭の遠征馬を、地元馬7頭が迎え撃つ形で覇が競われた。勝利したのは、1番人気に応えた大井からの遠征馬ケテンドリーム(牝5)。道中2番手から4コーナーで先頭に立つと、最後の直線では高知・サノノエスポ(牝6)の猛追を僅かにアタマ差しのぎ、5歳にして待望の初タイトルを手にした。
ケテンドリームの生まれ故郷は、新冠町のオリエント牧場。現在は18頭の繁殖牝馬を管理している生産牧場で、過去には2018年の兵庫ChS(Jpn2)を5馬身差で圧勝したテーオーエナジーや、JRAの芝重賞で3勝を挙げたプラダリアなどを送り出している。
「レースは自宅で観ていました。最後は2着馬の追い上げもありましたが、なんとかしのいでくれて良かったです」と笑顔でレースを振り返るのは、オリエント牧場の代表・中川譲さん。「初遠征でしたが馬体重も減らず、心配していたイレ込みもほとんどなかったですね。遠征でもしっかりと結果を出してくれて、今後がさらに楽しみになりました」と先を見据える。
ケテンドリームは当歳の頃から気が強く、手を焼くこともあったという。「とにかくうるさかったという印象が残っています(笑)。やんちゃして怪我をしたこともあり、それがよりにもよってせりの前だったんですよ。なんとか治療が間に合い、無事にせりで良いご縁にも恵まれたので良かったのですが…。あの時は本当にどうしようかと焦りましたね」と苦笑いを浮かべ、思い出のエピソードを話してくれた。
ケテンドリームの祖母クラリネットはアメリカとカナダで4勝し、繁殖として日本にやってきた。そしてJRAのオープンクラスで活躍したシャンブルや、2025年の中山グランドジャンプ(JG1)、中山大障害(JG1)、2026年の中山グランドジャンプ(JG1)とJG1を3連勝中の現役最強ジャンパー・エコロデュエルを出産。ケテンドリームの母ファゴットはクラリネットの2番仔で、シャンブルやエコロデュエルの半姉にあたる。ファゴットは現役時代にJRAで3戦し、引退後は縁あってオリエント牧場で繁殖生活を送ることになった。そして2020年にパイロを交配し、翌年産まれてきた牝馬がケテンドリームである。「母馬の体型を見ると、種馬によっては馬格が物足りない仔が出てきそうに感じていました。ダート系でしっかりとした仔を産んでほしいと思い、パイロを交配したんです。それなりの馬格で産まれてきてくれたので、狙い通りでした」と配合理由について教えてくれた。
「ようやくこのクラスまで上がってきて重賞も獲れたので、あとはさらに上を目指して頑張ってほしいです。陣営からはグランダム・ジャパンの優勝を狙っていると聞いていますが、まずは怪我なく、これからも活躍してくれることを期待しています」とエールを送る中川さん。グランダム・ジャパン古馬秋女王を目指すケテンドリームの挑戦に、今後も注目していきたい。
















