重賞ウィナーレポート

2026年05月16日 新潟大賞典 G3

2026年05月16日 新潟競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:グランディア

プロフィール

生年月日
2019年03月13日 07歳
性別/毛色
せん/鹿毛
戦績
国内:26戦5勝
総収得賞金
172,964,000円
馬主
(有) キャロットファーム
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
中内田 充正
騎手
西村 淳也

 デビュー26戦目となる新潟大賞典(G3)で、待望の重賞タイトルを掴み取ったグランディア。母は芝の重賞で3勝をあげたディアデラノビアであり、祖母のポトリザリスなど近親にも重賞馬の名前が並ぶ良血馬であるが、3歳の夏にはセン馬となるなど、その競走生活は決して順風満帆とは言えなかった。

 昨年の函館記念(G3)の後、グランディアは育成先だったノーザンファーム空港での調整が行われている。その前にはノーザンファームしがらきへと移動しており、2度の北海道移動もあってか、馬運車を降りてきた時の馬体は寂しく見えていた。

 「馬体を見た時には、立て直すのには時間がかかるかもしれないと思いました」と話すのは、牧場での管理を任されたノーザンファーム空港の齊藤嘉隆厩舎長。まずは疲れを取ることに専念した後、次は減っていた馬体の回復を行っていった。幸いなことにグランディアの飼い葉食いは良く、馬体重も順調に増えていった。

 「この時点では次走の目標を定めずに、馬体の回復を最優先に調教を続けてきました。本州に移動してから減ることも考慮する形で、9月中旬での馬体重は520kg台になっていました」

 その頃には坂路での調教もハロン14秒台まで進められるようになっていた。本州の暑さも和らいだ9月下旬にはノーザンファームしがらきへと移動し、11月下旬には管理先である中内田厩舎へと移動。復帰戦となるディセンバーSで2着となると、今年の中山金杯(G3)では3着に入着する。

 前走の大阪城Sでも3着と複勝圏を外さない安定したレースを続けると、デビュー以来7度目の重賞挑戦となる新潟大賞典(G3)へと臨んでいく。

 「ノーザンファームしがらきのスタッフと話す機会があったのですが、向こうに戻ってからは体調が安定しており、中内田厩舎でもしっかりと調教ができるようになったそうです。それが成績にも表れていたのだと思います」

 7番人気で臨んだ新潟大賞典(G3)。中団からレースを進めたグランディアは、直線で横一線となった馬群を割ってくると、最後は追い比べを制して優勝。またこのブラックタイプに重賞タイトルを刻み込んだ。

 「馬の成長的に遅咲きだっただけでなく、中内田厩舎の皆さんとノーザンファームしがらきのスタッフに、上手くバトンタッチできたことがこの結果に繋がったと思っています。自分たちにとっても、嬉しい重賞勝ちとなりました」

 現在はリフレッシュ放牧を兼ねてノーザンファームしがらきで管理されているも、この勝利をきっかけとして、芝の中距離重賞を沸かせていくのは間違いない。遅れてきた良血馬の躍進に注目したい。