重賞ウィナーレポート

2026年05月02日 ユニコーンS G3

2026年05月02日 京都競馬場 晴 稍重 ダ 1900m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:シルバーレシオ

プロフィール

生年月日
2023年02月11日 03歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:7戦3勝
総収得賞金
59,048,000円
ルヴァンスレーヴ
母 (母父)
シルバーポジー  by  クロフネ(USA)
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
野中 賢二
騎手
岩田 望来

 2024年からは東京ダービー(Jpn1)のトライアルレースとなっているユニコーンS(G3)。中央所属馬にとってはダート三冠戦線に向けての重要なレースとなる中、ノーザンファーム生産のシルバーレシオが優勝して、東京ダービー(Jpn1)の優先出走権を手にした。

 育成を手掛けたのはノーザンファーム早来の小笠原博厩舎長。ルヴァンスレーヴ産駒としては、中央競馬で初めての重賞勝馬となったシルバーレシオであるが、小笠原博厩舎長もルヴァンスレーヴ産駒に接するのは、この3歳世代が初めてだった。

 「この世代にはもう一頭、ルヴァンスレーヴ産駒がいましたが、血統の先入観を抜きにしても、共に動きには堅さも感じられたので、やはりダート馬なのではと思いました」(小笠原博厩舎長)

 母シルバーレシオの祖母に当たるビーポジティブは、2002年のクイーン賞(G3)を優勝。その全姉となるトゥザヴィクトリーは、2001年のエリザベス女王杯(G1)を制しているが、全弟のサイレントディールは芝の重賞であるシンザン記念(G3)を勝利すると、その年にはダート重賞の武蔵野S(G3)も制している。

 そして、母シルバーポジーの全兄となるトリップは2012年のジャパンDダービー(Jpn1)で2着に入着。牝系は配合種牡馬の特徴も引き出しているが、シルバーレシオもまた、父のルヴァンスレーヴがダート適性を増幅させたとも言える。

 「1歳時は怪我で休んだ時期もありましたが、その後の調教は順調に進み、7月に函館でデビューできました。洋芝でどんなレースをするのか期待をしていましたが、時計が早い決着となったことや、2戦目での走りを見ても、やはりダート適性が高かったということなのでしょう」

 初勝利をあげた2歳未勝利戦(京都ダート1,800m)では、2着馬に9馬身差を付ける快勝劇。その後の3戦は勝ちきれないレースが続いたものの、全て掲示板内に入る、安定したレースを見せた。

 「初勝利の後もいいレースを見せてくれているとは思いました。ただ、まだ緩さも残っているのか、ゲートを出てからスピードに乗るのが遅く、結果的に後方のポジションからのレースが多くなっていました」

 ユニコーンS(G3)もまずますのスタートを切ったものの、重賞だけあって速い流れとなった中、後方からのレースとなる。たがそれは鞍上の岩田望来騎手が、馬のリズムを重視した走りをしたからであり、徐々にポジションを上げていくと、第4コーナーでは先行勢を射程圏内に置いていた。

 ゴール前では先に抜け出した、同じルヴァンスレーヴ産駒であるメルカントゥールとの叩き合いとなるも、クビ差交わし切ってのゴール。この結果はルヴァンスレーヴ産駒だけでなく、ノーザンファーム生産馬としてもワンツーフィニッシュとなった。

 「メンバー的にも相手はメルカントゥールだと思っていました。牧場では切れる脚を使えるイメージが無かっただけに、レースを使われながら強くなっているのでしょう」

 レース後、陣営は優先出走権を得た東京ダービー(Jpn1)への出走を表明。大井競馬場のダート2,000mの直線距離は385.8mとなっており、末脚を武器とするシルバーレシオにとっては、願っても無いコースとも言える。

 「ダートの2,000mは距離的にも合ってそうなイメージはある上に、末脚を使えるこの馬にとっては、いいレースできる条件だとも思います。メンバーも強くなりますが、まずは無事にレースを迎えてもらいたいです」

 昨年から今年にかけての2歳、3歳重賞やG1を無双するノーザンファーム生産馬であるが、地方ダート三冠でも、シルバーレシオがタイトルを奪取する。