重賞ウィナーレポート

2026年03月28日 日経賞 G2

2026年03月28日 中山競馬場 晴 良 芝 2500m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:マイユニバース

プロフィール

生年月日
2022年02月03日 04歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:14戦5勝
総収得賞金
140,327,000円
レイデオロ
母 (母父)
チャーチクワイア  by  ネオユニヴァース
馬主
寺田 寿男
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
武 幸四郎
騎手
横山 典弘

 レイデオロ産駒の重賞馬(アドマイヤテラ、トロヴァトーレ)の騎乗育成を手掛けてきた、ノーザンファーム空港B6厩舎であるが、そこにもう一頭、レイデオロ産駒の重賞ウィナーが加わることになった。

 今年の湾岸Sを勝利してオープン入りを果たしただけでなく、鞍上の横山典弘騎手にJRA通算3,000勝達成のパートナーとなったマイユニバース。このコンビで臨んだ日経賞(G2)を勝利して、JRAでの重賞勝利を191勝としただけでなく、自らが持つJRA最年長重賞勝利記録を更に更新してみせた。

 「横山典弘騎手がこの馬の能力を引き出す騎乗をしてくれました」と話すのは、B6厩舎の高見優也厩舎長。初勝利を挙げたのも横山典弘騎手の手綱となっただけでなく、全5勝のうち4勝をこのコンビであげている。

 「今回はハイペースで流れたレースとなりましたが、後方で上手く折り合いをつけてくれました。その一方で3勝目をあげた九十九里特別は先手を奪ってのレースとなりましたが、調整をしてくれているノーザンファームしがらきのスタッフからも、折り合い面の成長が見られると聞いていました」

 「折り合いの成長」という言葉にもあったように、育成時のマイユニバースは前進気勢がありすぎるがばかりに、距離の不安も感じさせていた。

 「ただ、調教を行ってきた中でその点も解消されてくるようになりました。札幌でデビューしたあとは勝ちきれないレースこそ続いていましたが、7月末のデビューから札幌開催の最終週まで3度レースを使えたように丈夫かつ、馬体減の心配もいらない馬でした」

 九十九里特別を勝利した後は、武豊騎手を背に菊花賞(G1)へと参戦。13着に敗れるも、横山典弘騎手に手が戻った迎春Sでは末脚を延ばして2着。湾岸Sでも上がり最速の脚を使って勝利すると、2度目の重賞挑戦となる日経賞(G2)へと挑んでいく。

 このレースは昨年の有馬記念(G1)で2着となったコスモキュランダが1番人気を集める。ブリンカーを装着したクリスマスパレードが逃げたレースは、1,000m通過のラップが59秒1というハイペースとなる。その速い流れの中、中団後方で脚を溜めていったマイユニバースは、最後の直線で大外に進路を向けると、インコースから先頭に躍り出たミクニインスパイアを、一気に交わしさっていった。

 「枠も外でしたし、逃げるか、もしくは後方から行くかのどちらかになると思っていました。あのペースを読み切ったような横山典弘騎手の読みも見事でしたが、マイユニバース自身も折り合いを付けられるようになったからこそ、最後の直線で末脚を発揮できたのだと思います」

 これで中山芝2,500mは3勝目。有馬記念(G1)と同じ舞台だけに、年末の大仕事も期待できそうだが、その前に陣営は宝塚記念(G1)の出走を表明している。

 「距離的にも適した条件だと思っています。アドマイヤテラとトロヴァトーレもそうですが、レイデオロ産駒にとって、初のG1馬となるような活躍を期待しています」

 マイユニバースは宝塚記念(G1)が行われる阪神コースでも2着の実績があり、その時も横山騎手が手綱を取っている。毎年のように強豪がひしめきあう宝塚記念(G1)だが、そこにマイユニバースが割って入る可能性は十分にありそうだ。