重賞ウィナーレポート

2026年03月21日 フラワーC G3

2026年03月21日 中山競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:スマートプリエール

プロフィール

生年月日
2023年03月06日 03歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:7戦2勝
総収得賞金
59,463,000円
エピファネイア
母 (母父)
スマートレイアー  by  ディープインパクト
馬主
大川 徹
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
大久保 龍志
騎手
原 優介

 札幌2歳S(G3)から3度目の重賞挑戦となるフラワーC(G3)で、ついにタイトルを掴み取ったスマートプリエール。2歳の6月のメイクデビュー福島で初戦を迎えたように、育成時から順調に調教を継続出来た馬ではあったが、そこには、この血統を良く知るホースマンの存在があった。

 「厩舎長補佐を務めているスタッフが、このきょうだいに接してきており、きょうだいに共通する、気性面の難しさも掴んでいてくれました」と話すのはノーザンファーム空港A4厩舎の東谷智司厩舎長。牝系だけでなく、父のエピファネイアからも豊富な闘争心を受け継がれていたスマートプリエールではあったが、東谷智司厩舎長はこの気性をコントロールできる騎乗スタッフを乗り役に据えた。

 「早い時期にノーザンファームしがらきへと移動できましたが、そこでも気性の強さを出していたと聞いています。函館で初勝利を挙げた後、札幌2歳S(G3)までの期間は牧場で調整を行ってきましたが、その際には厩舎長補佐のスタッフが調教を行ってくれました」

 その時のスマートプリエールだが、レースを2度使ってきた上に、輸送も挟んできたにも関わらず、馬体に寂しさはみられなかったところか、最初の移動前よりも更に良化したような印象を受けたという。

 重賞初挑戦となった札幌2歳S(G3)では、牝馬再先着となる3着に入着。その後は勝ちきれないレースが続いていくも、距離が初勝利をあげた芝1,800mに戻ったフラワーC(G3)は、好走もあり得るのではと東谷智司厩舎長は期待をしていた。

 「育成時から折り合い次第ながらも、距離はこなせる馬だと思っていました。フラワーC(G3)もマイルの速い流れよりはレースがしやすいと思っていましたが、原優介騎手が好騎乗を見せてくれました」

 好スタートを切ったスマートプリエールは、先行勢を前に出しながら、道中は7番手を追走していく。外目での追走となったが、折り合いの不安を感じさせることなく、直線では馬群の外に進路を向けると、そこから一気に末脚を伸ばしていく。前では逃げたロンギングセリーヌが粘り込みを図るも、半馬身差捉えた場所がゴールとなった。

 「これまで原優介騎手が重賞を勝ててなかったのが、信じられない程の見事な騎乗でした。管理をしてくれている大久保龍志厩舎や、ノーザンファームしがらきでも、折り合い面の進捗を図りながら、馬を成長させてくれたことも、この勝利に繋がったと思います」

 この後はオークス(G1)へと出走。舞台となる東京芝2,400mは未知数の条件ともなるが、この末脚の鋭さは直線の長い東京競馬場向きと言える。鞍上は前走に引き続き原優介騎手が手綱を取る予定となっているが、息もピッタリのコンビで、次はG1制覇を狙っていく。