重賞ウィナーレポート

2026年02月15日 共同通信杯 G3

2026年02月15日 東京競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:リアライズシリウス

プロフィール

生年月日
2023年03月14日 03歳
性別/毛色
牡/芦毛
戦績
国内:4戦3勝
総収得賞金
87,186,000円
ポエティックフレア(IRE)
母 (母父)
レッドミラベル  by  ステイゴールド
馬主
今福 洋介
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
手塚 貴久
騎手
津村 明秀

 リアライズシリウスが新潟2歳S(G3)に続き、この共同通信杯(G3)でも重賞を優勝。改めて牡馬クラシック戦線の有力馬として名乗りをあげた。

 「朝日杯フューチュリティS(G1)はG1でのメンバー強化だけでなく、初めての阪神コース、そして、ゲート入りに手こずるなど、ネガティブな要素も重なっていましたが、5着に踏ん張ったあたりは自力の高さを証明してくれたと思います」と前走の朝日杯フューチュリティS(G1)を振り返るのは、社台ファーム山元トレーニングセンターの波田昌宏厩舎長。幸いなことにレースの疲れもそれほど見られず、山元トレーニングセンターに戻ってきてからも調教の内容をセーブすることなく、次走に向けて順調に立ち上げていった。

 「朝日杯フューチュリティS(G1)のあとすぐにこちらへと戻ってきました。レベルの高いメンバーを相手に競馬をした経験もあったのか、筋肉の張りがぐっと良くなり、馬体重も増えていたにも関わらず、フォルムも引き締まっていました」

 朝日杯フューチュリティS(G1)では前走(新潟2歳S(G3))よりも12 kg増でのレースとなったが、この共同通信杯(G3)では馬体重の増減は無かった。それにも関わらず、フォルムが引き締まって見えたというのは、それだけ筋肉質の馬体になったということなのだろう。

 出世レースとしても知られる共同通信杯(G3)であるが、今年は昨年のホープフルS(G1)の勝馬であるロブチェンが名を連ねた。また、2歳時のメイクデビュー東京で、2着馬に5馬身差をつけたラヴェニューは、NHKマイルC(G1)で2着となったギベオンの半弟となる。

 そして、2歳7月のメイクデビュー小倉で後方一気の末脚を使ったべレシートは、G1 4勝馬クロノジェネシスの初仔となる。まさにこのレースを制した馬が、その後の出世が約束されたような好メンバー揃いのレースとなった。

 好スタートを切ったロブチェンが前に出るも、その内にいたガリレアが主導権を奪っていく。すると、リアライズシリウスがそこに並びかけ、そのままガリレアを交わしに行くと思いきや、2番手で折り合いをつけていった。

 そのまま隊列は崩れることなく、東京競馬場の長い直線へと入っていく。内にいたガリレアの手応えが怪しくなったのとは対照的に、リアライズシリウスは残り2ハロンで手綱を持ったまま先頭に立つ。その後ろからロブチェン、そしてベレシートが末脚を延ばしてくるも、リアライズシリウスはアタマ差凌ぎ切ってみせた。

 「早めの先頭から押し切っていく、強気のレースで結果を出してくれてホッとしました。レースの後はこちらで調整を行ってきましたがメンタルは安定かつ、フォームバランスも良好と、更にいい状態で手塚厩舎に送り出せています」

 美浦のウッドチップコースで行われた1週前追い切りでは、ラスト1ハロンで自己ベストとなる11秒0をマーク。共同通信杯(G3)よりも更に状態が上向きで臨める皐月賞(G1)では、「出世レース」の勝利も追い風にクラシック第一冠も奪い取るのかもしれない。