重賞ウィナーレポート

2026年02月15日 京都記念 G2

2026年02月15日 京都競馬場 曇 良 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ジューンテイク

プロフィール

生年月日
2021年03月27日 05歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:17戦4勝
総収得賞金
194,468,000円
キズナ
母 (母父)
アドマイヤサブリナ  by  シンボリクリスエス(USA)
馬主
吉川 潤
生産者
ヒダカフアーム (荻伏)
調教師
武 英智
騎手
藤岡 佑介

 春のG1シリーズを目指す馬たちによる伝統の「第119回京都記念(G2)」は2月15日に京都競馬場芝2,200mコースで行われ、逃げ馬をマークするように道中2番手でレースを進めた6番人気馬ジューンテイクが直線入り口で先頭に立ち、そのまま後続の追撃を封じ込めた。ジューンテイクにとっては、3歳春の京都新聞杯(G2)以来の重賞勝利で、通算成績を17戦4勝2着2回3着1回(重賞2勝)とした。管理する武英智調教師にとっては、昨年の京阪杯(G3)(優勝馬エーティマクフィ)以来のJRA重賞勝利で通算16勝目。引退を控えた藤岡佑介騎手にとっては昨年の中山金杯(G3)(優勝馬アルナシーム)以来の重賞勝利で通算49勝目。また、この勝利は父キズナにとっては区切りとなるJRA通算900勝目となった。

 ジューンテイクの生まれ故郷は浦河町のヒダカファーム。1922年(大正11年)という歴史ある牧場で、法人化以前には天皇賞(春)に勝ったミツハタや不敗のまま牝馬2冠を制したミスオンワードなどを生産し、近年では2023年レパードS(G3)など重賞4勝ライオットガールなどを送りしている。現在は生産から育成までを一貫して行う総合牧場として、現在は約50頭の繁殖牝馬を繋養。本場含む4つの牧場で、強く、丈夫な馬づくりを行っている。生産馬による重賞勝利は、昨秋の東京ハイジャンプ(JG2)(優勝馬ジューンベロシティ)以来。この勝利で4年連続のJRA重賞勝利となった。

 このレースを牧場スタッフと一緒にテレビで見ていたという近藤光将専務は「今回は、以前、京都新聞杯(G2)を勝たせてもらった時と同じ舞台。前走の中日新聞杯(G3)ではトップハンデを背負いながらも3着に頑張ってくれましたので、調子は良いと思っていました。今回は、強い馬たちを相手にどんな競馬をしてくれるのだろうか」と、レースを楽しみにしていたそうだ。

 「近走は、後ろからの競馬が多かったですが、どんな位置からでも競馬が出来る馬。道中は早めに逃げ馬に並びかける展開となって、ヒヤヒヤしなかったと言えば嘘になりますが、最後は、みんなでテレビに向かって応援しました。乗り慣れている藤岡佑介騎手が、この馬の持ち味を十分に引き出してくれた結果だと思います」と笑顔を広げ「武英智厩舎の方々はじめ、たくさんの方々のおかげで、いつも頑張ってくれているスタッフと良い時間を共有できました」と白い歯を見せた。

 牧場時代の事を尋ねると「元気な馬でした」と苦笑い。夜間放牧をしても体力を持て余しているような馬だったという。

 「当牧場にいたのは1歳の夏過ぎまでですが、馬の様子を確認に来られた武英智先生も『元気な馬だなぁ』とおっしゃっていたことが印象に残っています。本馬の半弟にキタサンブラック産駒の1歳馬がいるのですが、その馬の方が扱いやすいです」と紹介してくれた。「そういう馬ですから、決して簡単ではなかったと思いますが、後期育成を担当いただいた木村牧場のおかげ」と感謝し、「大きなけがを経験している馬ですから、無事であることが1番ですが、この勝利でG2競走を2勝となりましたので、これからは大きなレースを賑わせてくれるような馬になって欲しいと思います」と願っている。