2025年09月14日 ローズS G2
優勝馬:カムニャック
プロフィール
- 生年月日
- 2022年04月14日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:6戦4勝
- 総収得賞金
- 297,723,000円
- 馬主
- 金子真人ホールディングス (株)
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 友道 康夫
- 騎手
- 川田 将雅
重賞初制覇となった、フローラS(G2)からの連勝でオークス(G1)を制したカムニャック。この夏は社台ファーム山元トレーニングセンターで鋭気を養ってきた。
「こちらに戻ってきた頃から、レースの疲れを感じさせない程の毛艶の良さがありました。また、活気のある歩様も確認できたので、その姿を見た時には大きく安堵しました」と話すのは、社台ファーム山元トレーニングセンターの栗原渉厩舎長。6月の中旬から騎乗調教を再開すると、早速、リズミカルな動きを見せていくようになる。
「飼い葉もしっかりと食べており、馬体重も500㎏まで増加しました。その後も調教進度を増していったにも関わらず、馬体重の増加分を維持していたように、この夏は心身両面でのエナジーチャージを図れたとの印象もありました」(栗原渉厩舎長)
その後、8月8日に友道厩舎に戻ったカムニャックは、帰厩後初めてとなる調教でも、坂路で好時計を記録するなど、順調に秋緒戦に向けて調子を上げていく。
「友道厩舎からも中間の報告はその都度入っていたのですが、カムニャックに関しては常に状態の良さが聞こえていました」
ローズS(G2)は1週前の追い切りでは、坂路で自己ベストのタイムを記録。最終追い切りでも、調子の良さを証明するかのような動きで颯爽と坂路を駆け上がり、レース本番を迎えていく。
そのローズS(G2)でカムニャックは単勝1番人気の支持を集める。アイサンサンとコンドゥイアが激しい先行争いを繰り広げたレースは、1,000m通過が56秒8というハイペースで流れていく。中団の外目からレースを進めていったカムニャックは最後の直線手前で不利を受けるも、体勢を立て直してから一気に加速。残り1ハロンで横一線となった中を抜け出すと、2着のテレサに1馬身半差をつけての快勝となった。
「レースは今まで味わったことのなかったような、緊張感を持って見ていました。それだけに勝ちきってくれた時にはホッとしました。秋華賞(G1)はさらに緊張することになりそうですが、最高の結果を信じています」
秋華賞(G1)に向けての1週前追い切りでも、3頭併せの最内からしっかりと脚を伸ばして好調をアピールしていたカムニャック。秋華賞(G1)でも栗原渉厩舎長の緊張感を、喜びに変えてくれるような走りが期待できそうだ。