2025年04月19日 アンタレスS G3
優勝馬:ミッキーファイト
プロフィール
- 生年月日
- 2021年05月05日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:8戦5勝
- 総収得賞金
- 185,387,000円
- 母 (母父)
- スペシャルグルーヴ by スペシャルウィーク
- 馬主
- 野田 みづき
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 田中 博康
- 騎手
- C.ルメール
単勝1.8倍の人気に応えての快勝。まさに順当通りといった盤石のレースを見せてくれたのが、アンタレスS(G3)で重賞3勝目(ダートグレート含む)をあげたミッキーファイトとなった。
「距離が短いと思っていた前走のフェブラリーS(G1)でも3着に好走してくれていたので、改めて力を付けていると思いました。そこから1ハロン伸びたアンタレスS(G3)は条件だけでなく、メンバー的にも負けられないレースになると期待をしていました」とは騎乗育成を手掛けたノーザンファーム空港の高見優也厩舎長。2歳時にはフェブラリーS(G1)と条件が全く同じ(ダート1,600m)となるメイクデビュー東京を優勝。その後は1,800m、2,000mと距離を伸ばしていきながら複勝圏を外さない安定した活躍を見せていった。
「年齢とレース経験を重ねながら、馬が確実に成長を遂げてくれたと思います。それも管理をしてくれている田中博康先生が無理のないローテーションを取ってくれていることも大きいと思います」(高見優也厩舎長)
6枠8番からのスタートとなったアンタレスS(G3)では、まずまずのスタートを決めるとスムーズに逃げたマーブルロックをマーク。その2頭の間からサンデーファンデーが抜け出してくるもその動きにも動じることなく、手応えも良く最終コーナーを回っていく。
残り1ハロンを前に鞍上のルメール騎手からゴーサインがかかると先行馬たちを振り切っていったどころか、末脚勝負にかけていた後続勢も寄せ付けない。2着となったタイトニットとの2馬身半差ながらも、その力の違いは歴然としていた。
「道中の折り合いや、仕掛けた時の反応の良さなど、満点と言えるようなレースでした。改めて今後の更なる活躍が期待したくなるレースになったと思います」
次走は7月2日に行われる帝王賞(Jpn1)への出走を表明。大井ダート2,000mは昨年のジャパンダートクラシック(Jpn1)とも同条件であり、そこでも勝ったフォーエバーヤングから0秒2差の2着と、馬場適性やナイターでのレースもクリア済みである。
「4歳世代のダート馬はハイレベルな馬が揃っていますが、その中でも頂点に立てる馬だと思っています。能力的にもG1は勝てる馬だと思っているだけに、ここでタイトルを掴んでもらいたいです」
同世代のライバルとも言える、フォーエバーヤングとの再戦はまだ先となりそうだが、その時はG1ウィナーとしての勝負が実現されるのだろう。