2022年11月06日 みやこS G3
優勝馬:サンライズホープ
プロフィール
- 生年月日
- 2017年03月29日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:20戦7勝
- 総収得賞金
- 187,283,000円
- 母 (母父)
- オーパスクイーン by スペシャルウィーク
- 馬主
- 松岡 隆雄
- 生産者
- ヤナガワ牧場 (門別)
- 調教師
- 羽月 友彦
- 騎手
- 幸 英明
優勝馬にはチャンピオンズカップ(G1)の優先出走権が与えられる「第12回みやこS(G3)」が11月6日、阪神競馬場で行われ、レース前半は後方に位置していた幸英明騎手騎乗の11番人気サンライズホープが3~4角で外から進出。最後の直線で早めに先頭に立つと、追いかけてくる馬たちを退けて、先頭ゴールインを果たし、昨年のシリウスS(G3)に続く重賞2勝目をマークした。
サンライズホースの生まれ故郷は日高町のヤナガワ牧場。キタサンブラックやコパノリッキー、現役ではテーオーケインズなどを送り出す名門牧場で、昨年のチャンピオンズカップ(G1)には生産馬3頭を送り出したことでも話題になった。
レースの感想を梁川正普代表に話を聞いた。
「ブリンカーを着用しているようにやや気難しい面があるようですが、昨年のチャンピオンズカップ(G1)のあとは思うような結果を出せずに歯がゆい思いをしていました。スタートで脚を滑らせたときは思わずヒヤっとしましたが、今回はしっかりと結果を残すことができました。これは普段からこの馬に接してくださっている方々がいろいろと工夫をしてくださったのだと思います。本当にうれしいですし、生産者としては感謝の気持ちでいっぱいです」と冷静に振り返った。
そういう意味でいえば、これまでは逃げ、先行力を武器にしてきたサンライズホープにとってこの1戦は、ターニングポイントになるようなレースかもしれない。
牧場時代のことを尋ねると「今も大きな馬ですが、牧場時代から大きな馬でした。母馬のオーパスクイーンは、私どもの生産馬ではないですが、牝馬ながらに500キロを超えるような馬で、この馬の兄姉も大きな馬が多いです。サンライズホープは兄姉と比べてもスラっと背が高く大きな馬でした。背が高いので、放牧地でも目立つ1頭でしたよ」と振り返ってくれた。
この勝利でチャンピオンズカップ(G1)への優先出走権を得たサンライズホープ。このレースにはJBCクラシック(Jpn1)を勝って挑むテーオーケインズと、古豪サンライズノヴァも出走予定で、その結果、今年も昨年に引き続き生産馬3頭が出走することになった。
「私たちのような牧場にとってG1競走は出走させることだけでも名誉なこと。それが2年連続で3頭を出走させることができるとは本当に嬉しいです。それぞれがとにかく無事に、自分の力を出し切れるような競馬になってくれることを期待したいです。当日は、競馬場で応援するつもりですが、レース中は忙しくなりそうですね」と白い歯を見せてくれた。