重賞ウィナーレポート

2022年05月08日 新潟大賞典 G3

2022年05月08日 新潟競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:レッドガラン

プロフィール

生年月日
2015年03月11日 07歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:24戦7勝
総収得賞金
212,069,000円
ロードカナロア
母 (母父)
ダンスオンザルーフ  by  シンボリクリスエス(USA)
馬主
(株) 東京ホースレーシング
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
安田 隆行
騎手
岩田 康誠
  • 放牧地の緑も濃くなってきた
    放牧地の緑も濃くなってきた
  • 週末はクラブのツアーも行われている
    週末はクラブのツアーも行われている

 ハンデ戦として行われる新潟大賞典(G3)。トップハンデの57.5㎏を背負ったのは、今年の中山金杯(G3)を制したレッドガランだったが、その斤量が嫌われたのか、レースでは7番人気の支持にとどまった。

 しかしながら、積極的なレース運びを見せると、横一線となったゴール前ではクビ差抜け出しての勝利。7歳を迎えた古豪が、秋のG1シーズンに向けて名乗りをあげた。

 「斤量が厳しくなった分、レース展開も強気に運んだのが、結果として良かったのかもしれません」と話すのは社台ファーム山元トレーニングセンターの上水司場長。レース後は直接山元トレセンへと戻り、調整が続けられているが、元気が有り余っている様子で、すぐに騎乗調教も再開できたと話す。

 「勝ちきってくれたのもあるのか、レースのストレスも感じられず、むしろメンタル面が更に強くなった印象を受けます。この勝利でビッグレースへの出走に舵を切ることにもなりました。そのためにも、ここで心身両面でのエナジーチャージを果たして、ベストのタイミングで競馬場に送り出したいと思っています」

 その後、陣営から次走に札幌記念(G2)への出走を表明。秋のG1レースでも主役を務めてくれそうな実力馬たちとの戦いとなるが、ここで好走どころか、勝利をおさめるようだと、一気に秋競馬の主力に躍り出ることにもなる。

 札幌記念(G2)にもいい状態で迎えそうなだけに、年齢を感じさせないような古豪の走りに注目したい。