2021年12月04日 チャレンジC G3
優勝馬:ソーヴァリアント
プロフィール
- 生年月日
- 2018年02月28日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:9戦4勝
- 総収得賞金
- 189,414,000円
- 父
- オルフェーヴル
- 母 (母父)
- ソーマジック by シンボリクリスエス(USA)
- 馬主
- (有) 社台レースホース
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 大竹 正博
- 騎手
- C.ルメール
来年はこの馬が競馬界の主役に躍り出る。それを実感させたレースとなった。
2021年のチャレンジC(G3)。単勝1.7倍という圧倒的な支持に推されたソーヴァリアントは、道中は逃げ馬の後ろで折り合いを付けていくと、最後の直線ではいち早く先頭へと躍り出る。そのまま後続との差をみるみる引き離していくと、同じ社台ファームの生産馬である、ヒートオンビートに2馬身半差を付ける快勝。まさに「テンよし中よし終いよし」のレースぶりで、初重賞制覇を飾った。
「父の影響からか、兄姉たちよりも骨太かつ無骨なシルエットをしており、立ち姿よりも動かしてこそ良さが感じられるようなタイプでした」と育成時の印象を話すのは、社台ファームの岡部智幸厩舎長。デビュー戦は3着。2戦目はレース後に禁止薬物が検出されたことで、1着入着ながらも失格となるも、デビュー4戦目に初勝利をあげると、いきなり弥生賞ディープインパクト記念(G2)に挑戦した。
「1勝馬ながら弥生賞ディープインパクト記念(G2)にチャレンジするなど、強い相手と対戦しつつも、足元を含めて固まるのを待ちながら、じっくりとしたローテションを組み、素質開花に繋げていただいた大竹先生や、厩舎のスタッフの皆様に感謝したいです」(岡部厩舎長)
その後はJRA北海道シリーズに参戦して、いずれも快勝。セントライト記念(G2)では1番人気の支持を集めながら2着に敗れるも、重賞では勝ち負けのレベルまで来ていることを証明した。
「札幌開催の2戦で春からの進化を確信しました。セントライト記念(G2)は差されての敗戦でショックもありましたが、古馬を相手にしながらの今回の勝ちっぷりで、どこかスッキリした思いもしています」(岡部厩舎長)
次走はまだ未定だが、2022年は更なる重賞での活躍だけでなく、G1での活躍も期待される。「今年はビッグタイトルゲットを期待しています」と話した岡部厩舎長。その時にはまた、喜びの声を聞かせてもらいたい。