2021年10月10日 京都大賞典 G2
優勝馬:マカヒキ
プロフィール
- 生年月日
- 2013年01月28日 08歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:22戦5勝
- 総収得賞金
- 630,075,000円
- 母 (母父)
- ウィキウィキ by フレンチデピュティ(USA)
- 馬主
- 金子真人ホールディングス (株)
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 友道 康夫
- 騎手
- 藤岡 康太
3歳時のニエル賞(G2)以来、実に5年1か月ぶりの勝利。今年で8歳を迎えた古豪が復活を果たした瞬間、スタンドからは歓声にも似た拍手が鳴り響いた。
その瞬間を自宅のTVで見ていたノーザンファーム空港の樋口政春厩舎長は、感動よりも先に、驚愕の感情が湧き上がってきたという。
「ただただビックリしました。このまま終わって欲しくないとも思っていましたが、まさかここで復活を果たしてくれるとは想像もしていませんでした」(樋口厩舎長)
昨年の夏、マカヒキはノーザンファーム空港で調整が行われていた。
「札幌記念(G2)を使う予定で調整を続けてきました。跨った感じとしては、年齢を感じさせないような若々しさがありましたし、動きの良さも申し分ありませんでした」(樋口厩舎長)
結果的に札幌記念(G2)出走は見送ることになったが、それでもマカヒキの能力が衰えていないことを感じ取った樋口厩舎長は、改めて復活を信じるようになる。
「レースに出る度に、毎回、何とかならないかと思っていました。ここまで来るとファンとしての視点ですよね(笑)」(樋口厩舎長)
そしてマカヒキは樋口厩舎長にとって、最初に携わった日本ダービー馬でもあった。
「やはり、思い入れは強くなります。それはマカヒキに携わった関係者のみんなも同じ思いだったと思いますし、その中で友道先生や厩舎スタッフの皆さん、そしてノーザンファーム天栄のスタッフが、しっかりと管理してくれただけでなく、金子真人オーナーが諦めないでレースに使ってくれたことが、この快挙に繋がったと思います」と関係者への感謝を口にする。
今後の活躍について話を聞くと、「次走はG1になるかと思いますが、今回のような強いレースを見せてもらいたいです」とエールを送る樋口厩舎長。真の復活はG1勝利となるのだろうが、今のマカヒキなら奇跡を起こしてくれそうな気がしてくる。