重賞ウィナーレポート

2021年03月20日 フラワーC G3

2021年03月20日 中山競馬場 曇 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ホウオウイクセル

プロフィール

生年月日
2018年04月16日 03歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:4戦2勝
総収得賞金
71,417,000円
ルーラーシップ
母 (母父)
メジロオードリー  by  スペシャルウィーク
馬主
小笹 芳央
生産者
レイクヴィラファーム (洞爺湖)
調教師
高柳 瑞樹
騎手
丸田 恭介

 桜花賞(G1)への最終チケット「第35回フラワーカップ(G3)」は、好位のインを手応えよく進んだ丸田騎手騎乗の5番人気ホウオウイクセルが、直線入り口で空いたインコースから早めに抜け出して先頭ゴールイン。デビュー4戦目で初の重賞タイトルに輝いた。

 騎乗した丸田騎手にとっては2018年の七夕賞(G3)(優勝馬メドウラーク)以来の重賞勝利で通算8勝目。管理した高柳瑞樹調教師にとっては重賞初勝利となった。

 同馬の生まれ故郷は洞爺湖町のレイクヴィラファーム。昨年の京都大賞典(G2)(優勝馬グローリーヴェイズ)以来の重賞勝利となり、5年連続通算9勝目。クラシックへとつながる1戦だけに牧場は喜びに沸いている。

 同牧場の岩崎義久さんは「あまり人気にはなっていませんでしたが、前走の内容から良い競馬はしてくれるだろうなという期待を込めて応援していました。スタートもよく、道中の位置取りも理想的。抜け出したときは勝利を確信しました」と笑顔を広げた。

 「(母の)メジロオードリーはデビュー2戦目のフェアリーS(G3)で差のない競馬(結果はコンマ2秒差4着)をしてくれたように競走馬としても大きな期待をしていた馬でした。脚部不安に泣かされ、思うような成績を残すことはできませんでしたが、その分までと繁殖牝馬としても期待をしています」

 しかし、なかなか思うような産駒に恵まれずに牧場を悩ませていたが「ラインのきれいな、とても品のある馬」と評価できるホウオウイクセルこと「メジロオードリーの2018」を送り出してくれた。「正直言えば、現在の馬体重(フラワーカップ(G3)優勝時414kg)よりはもう少し大きく育ってくれるイメージを持っていましたが、それでも馬格的には、誰にでも胸を張って推奨できる馬かと言われれば、首を横に振らざるを得ないような馬でした」

 一生懸命に育てて、セレクトセールの1歳市場に上場。現在の馬主によって見いだされノーザンファーム空港牧場で素質を磨かれた同馬は2歳10月に新潟競馬場でデビューし、その初戦でメンバー最速タイの上りタイムを記録し3着。2戦目に勝ち上がり、母同様に初勝利直後に挑戦したフェアリーS(G3)で、母を超える2着に健闘。将来への夢が広がる1戦となった。

 「小笹オーナーにとって初の重賞タイトル。喜んでもらえて嬉しいのはもちろんですが、この馬に携わったすべての方々に感謝したい」と話し「ホウオウイクセルは、メジロドーベルの孫という意味でも嬉しいです。メジロドーベルの仔、孫世代ではショウナンラグーン以来の重賞勝ち馬になりますが、牝馬では初めてです。桜花賞(G1)は、祖母のメジロドーベルが勝てなかったレース。頑張ってほしいと思います」とエールを送っている。