重賞ウイナーレポート

2019年04月29日 留守杯日高賞(GDJ)

2019年04月29日 水沢競馬場 晴 稍重 ダ 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:グローリアスライブ

プロフィール

生年月日
2016年04月20日 03歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:14戦3勝
総収得賞金
9,100,000円
ゴールドヘイロー
母 (母父)
ルーマードダイヤ by シーキングザダイヤ(USA)
馬主
日下部 勝徳
生産者
有限会社 大作ステーブル (新冠)
調教師
高月 賢一
騎手
村上 忍
  • グローリアスライブの母ルーマードダイヤ(10歳)と今春生まれた当歳馬
    グローリアスライブの母ルーマードダイヤ(10歳)と今春生まれた当歳馬
  • 母ルーマードダイヤはエスポワールシチーの仔を受胎中
    母ルーマードダイヤはエスポワールシチーの仔を受胎中
  • グローリアスライブの半弟(牡当歳、父トーセンラー)
    グローリアスライブの半弟(牡当歳、父トーセンラー)
  • ルーマードダイヤ親仔
    ルーマードダイヤ親仔
  • 大作ステーブルの看板
    大作ステーブルの看板

 『グランダム・ジャパン(GDJ)2019』3歳シーズン第6戦の「留守杯日高賞(水沢)」は、南関東から遠征してきたグローリアスライブが9馬身差の圧勝。最内枠スタートからハナを奪ってペースを握り、直線では後続を見る見る間に引き離して重賞初勝利を飾った。

 グローリアスライブの生まれ故郷は、新冠町の大作ステーブル。もともとは競走馬の育成を主たる事業として営まれてきた育成牧場で、天皇賞馬ジャガーメイルや、世界のマイル王モーリスなどのG1馬をせりで発掘して育成を手掛けたことで一躍、注目を集めた。8年ほど前から並行して競走馬の生産にも取り組み始め、名古屋の重賞を3勝したハナノパレードや、戸塚記念(川崎)に優勝したベルゼブブ、園田と笠松の重賞を併せて3勝したランドクイーンなど、いきなり生産馬たちが地方重賞を次々と制覇。生産牧場としても着実に実績を積み上げてきている。

 「グローリアスライブが勝った留守杯日高賞は、ライブ中継で見ていました。さすがは南関東でも好勝負をつづけてきただけあり、強い勝ち方でしたね」とレースを振り返るのは、大作ステーブルの代表・村田大作さん。2歳5月にホッカイドウ競馬(北海道・川島雅人厩舎)でデビューし、夏にはJRA札幌のオープン・すずらん賞(芝1200m)にも挑戦したほどの期待馬だったが、重賞には手が届かないまま南関東(川崎・高月賢一厩舎)へ移籍。3歳になってからは南関東の牡馬相手にも馬券圏内を外さない安定したレースをつづけ、久々に牝馬同士の戦いとなった今回のグランダム・ジャパンシリーズでその実力を示した形だ。

 「グローリアスライブの母ルーマードダイヤは日下部オーナーからお預かりしている預託馬で、ゴールドヘイローとの配合もオーナーが決めました。ルーマードダイヤは留まりの良い繁殖牝馬で、毎年違う父の仔を出産しているのですが、3番仔となるグローリアスライブは生まれた時から見栄えする馬体だったことを覚えています。育成に入ってからの動きも良く、気性は強い方でした」とグローリアスライブの幼少期について話してくれた。

 「今春は父トーセンラーの牡馬が生まれ、ルーマードダイヤのお腹の中にはエスポワールシチーの仔が宿っています。オーナーも期待している血統ですし、姉に負けない活躍馬に育っていってほしいですね」と弟やお腹の仔にも期待を寄せる村田さん。

 グローリアスライブは次走、「関東オークス(Jpn2)」へ果敢に挑戦したが8着敗退。「さすがにJRAの馬たちは強かったですね」と村田さんは苦笑いを浮かべるが、GDJ3歳シーズンの最終結果では4位となり、地方所属の牝馬の中では上位の力があることを証明した。すでに開幕しているGDJ古馬シーズンや南関東の牝馬重賞で、今後どんな活躍を見せてくれるか注目していきたい。