重賞ウィナーレポート

2018年12月22日 阪神C G2

2018年12月22日 阪神競馬場 曇 稍重 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダイアナヘイロー

プロフィール

生年月日
2013年05月05日 05歳
性別/毛色
牝/黒鹿毛
戦績
国内:25戦8勝
総収得賞金
264,310,000円
キングヘイロー
母 (母父)
ヤマカツセイレーン  by  グラスワンダー(USA)
馬主
(株) 駒秀
生産者
大西ファーム (浦河)
調教師
大根田 裕之
騎手
菱田 裕二

 マイラーやスプリンターにとっては1年を締めくくる意味を持つ阪神カップ(G2)が12月22日、阪神競馬場の芝1400mで行われ、浦河町の大西ファーム生産で、11番人気の5歳牝馬ダイアナヘイローが逃げ切り勝ち。北九州記念(G3)、阪急杯(G3)に続いて3つめの重賞タイトルで19年のG1獲りへ弾みを付けた。

 同馬は浦河町に本場を構える愛知ステーブル、及び同ステーブル小松分場の育成馬だ。ダイアナヘイローこと「ヤマカツセイレーン2013」を1歳時から知る小松分場の関川章マネージャーは「土曜日のレースでしたので牧場のテレビでスタッフと一緒に応援していました。人気はありませんでしたが、阪神競馬場の1400mコースは、春に阪急杯(G3)を勝っている縁起の良いコースで、前走の京阪杯(G3)も3着に頑張ってくれましたので良い競馬を期待していました」と笑顔。「最後は差を詰められましたが、よく頑張ってくれたと思います。ダイアナヘイロー自身も使われながら力を付けてきていると思いますが、菱田騎手がこの馬の持ち味を十分に引き出してくれた結果だと思います」とレースを振り返った。

 育成時代のダイアナヘイローについて訊ねると「5月生まれということもあったと思いますが、牧場に移動してきた当時はまだ体も小さく、体質も決して強い馬ではありませんでした。ただ、当時からバネは素晴らしいものがありました。やみくもに調教を進めるのではなく、成長具合などを周囲と相談しながらこの馬にあったメニューを組み立てたことが、今の成績に結びついたのなら育成牧場として誇らしい限りです」と話してくれた。 周囲の期待に応えるように2歳秋くらいからどんどん力をつけてきたダイアナヘイローは、3歳1月のデビュー戦を快勝する。「新馬戦を勝ったあと、エルフィンS2着、フィリーズレビュー(G2)4着と強いメンバーを相手に良い競馬をしてくれましたが、今になって考えるとレースにあわせて無理をさせなかったこともよかったと思っています」。

 本格化は4歳夏。500万円以下条件特別を快勝したダイアナヘイローは先行力を武器に3連勝でオープンまで駆け上がると、北九州記念(G3)で4連勝を達成。一気に重賞ウイナーへと上りつめた。 

 「レース後は、いつものように当牧場に戻って次走に備えていますが、慣れた環境で落ち着いています。普段は素直で扱い易い馬です。リフレッシュのためにプール調教も平行して行っていますけれども、この馬は泳ぎが上手なんです。蹴り上げる力が凄いのだと思います」と話し「G3競走を2勝して、G2競走も勝ってくれました。G1競走になれば、さらに強い馬たちとの戦いになりますが、これからも、この馬らしい競馬をして欲しいと願っています」とエールが送られている。