重賞ウイナーレポート

2018年09月08日 紫苑S G3

2018年09月08日 中山競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ノームコア

プロフィール

生年月日
2015年02月25日 03歳
性別/毛色
牝/芦毛
戦績
国内:5戦3勝
総収得賞金
85,294,000円
ハービンジャー(GB)
母 (母父)
クロノロジスト by クロフネ(USA)
馬主
池谷 誠一
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
萩原 清
騎手
C.ルメール
  • 同じ敷地内の佐藤厩舎では、昨年の秋華賞馬ディアドラの育成を行っていた
    同じ敷地内の佐藤厩舎では、昨年の秋華賞馬ディアドラの育成を行っていた
  • 現1歳世代にも楽しみな馬が揃っている
    現1歳世代にも楽しみな馬が揃っている

 胆振東部地震から2日後に行われた紫苑S(G3)。2番人気を背負ったノームコアの育成調教を手がけていた野崎孝仁厩舎長は、被災に遭った自宅を片付けるために、その日は午後から自宅へと戻っていた。

 「土曜日(8日)も家の停電は続いていたので、レースは車の中のTVで見ていました」

 重賞で高い評価を受ける馬ともなったノームコアであるが、野崎厩舎に来たばかりの頃は強めの運動を行うとスクミが出て、思うように調教を進めることができなかったという。

 「その頃は入厩時期も夏を越してからになるのではと思っていました。ただ、4月ぐらいから手応えの良さが感じられるようになり、当初、予定していた入厩時期を前倒ししてもらいました」

 2歳の7月に迎えたメイクデビュー福島。芝1800Mの舞台に姿を見せたノームコアは、積極果敢なレースを見せると、2着馬に3馬身半差を付ける快勝。続くアスター賞でも先行して最後の直線で抜け出すと、そのまま押し切るという強いレースを見せていく。

 「2戦続けて勝ちっぷりの良さには驚かされました。自分が想像していたよりも、結果を残してくれるのが早いと思っていましたし、今の完成度でここまで走るのなら、今後の活躍がより楽しみになりました」

 ただ、好事魔多しというのか、このレースの後に骨折が判明。それでいながら復帰戦となるフラワーC(G3)、続くフローラS(G2)でも3着に入ったのは、能力の高さとも言えよう。

 そのフローラS(G2)からは約4ヶ月ぶりのレースとなった紫苑S(G3)。前走とは馬体重の変動こそなかったが、TVの画面越しにも野崎厩舎長はノームコアの充実ぶりが感じられた。

 「フローラS(G2)の後はノーザンファーム天栄で調整していましたが、ちょうどそのタイミングで天栄に研修へ行く機会がありました。その時はレースの疲れも見受けられたのですが、天栄のスタッフがリフレッシュさせてくれたのでしょうし、萩原清先生や厩舎スタッフの皆さんも、いい状態でこのレースに臨ませてくれた感謝していました」

 14番枠からの出走ということもあったのだろうが、ノームコアは先行勢を前に置く形でレースを進めて行く。第4コーナーでは抜け出す位置を探して、最後の直線では一気に先頭へと踊り出た。

 「ルメール騎手は上手いなあと、ただただ感心するばかりでした。順調に行かなかった時期もあった馬だけに、ここで重賞を勝ってくれたのは驚きでした」

 取材時こそ、自宅や厩舎のライフラインが回復していたと話す野崎厩舎長ではあるが、その頃はいつ、復旧するか分からない電気や水、そして度重なる余震に神経をすり減らしていたという。

 「それだけに、ノームコアからは元気や勇気をもらったような気がしました。重賞馬となりましたが、本当に良くなるのはこれからだと思っていますし、まだまだ多くのタイトルを取ってもらいたいです」


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