重賞ウイナーレポート

2018年03月13日 若草賞(GDJ)

2018年03月13日 名古屋競馬場 晴 良 ダ 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:レコパンハロウィー

プロフィール

生年月日
2015年05月10日 03歳
性別/毛色
牝/栗毛
戦績
国内:16戦3勝
総収得賞金
8,903,000円
タイムパラドックス
母 (母父)
ハロウィーン by エルコンドルパサー(USA)
馬主
山下 壽
生産者
岡田 猛 (静内)
調教師
尾原 強
騎手
大山 真吾
  • レコパンハロウィーの母ハロウィーンと生産者の岡田猛さん
    レコパンハロウィーの母ハロウィーンと生産者の岡田猛さん
  • 今年生まれたレコパンハロウィーの半妹(牝、当歳、父トランセンド)
    今年生まれたレコパンハロウィーの半妹(牝、当歳、父トランセンド)
  • 名牝チヨダマサコの血を受け継ぐハロウィーンと当歳馬
    名牝チヨダマサコの血を受け継ぐハロウィーンと当歳馬
  • 岡田猛牧場の放牧地
    岡田猛牧場の放牧地
  • 岡田猛牧場の厩舎
    岡田猛牧場の厩舎

 『グランダム・ジャパン(GDJ)2018』の開幕戦「若草賞(名古屋)」を、兵庫からの遠征馬レコパンハロウィーが優勝。昨年のGDJ2歳チャンピオン・エグジビッツ(北海道)が先行してゴール前で混戦を抜け出したところ、大外をまわりながら豪快に末脚を伸ばし、前を行く全馬を一気にかわして1馬身半差の先頭ゴールイン。昨年6月の北海道デビューから16戦目にして、嬉しい初重賞タイトルを手にした。

 レコパンハロウィーの生産者は、新ひだか町静内目名に牧場を構える岡田猛さん。隣接する岡田牧場(サンドピアリス、ヤマカツエースなどの生産者)、岡田スタッド(マツリダゴッホ、サウンドトゥルーなどの生産者)、そしてビッグレッドファームグループ総帥の岡田繁幸氏などとは親戚関係にあたる。「みなさん活躍馬をたくさん出して頑張っておられますが、うちは夫婦2人でのんびりとやってますから(笑)」と笑顔で迎えてくれたご夫婦だが、レコパンハロウィーの血統を改めて確認して驚かされた。その3代母はニッポーテイオーやタレンテイドガールを生んだ名牝チヨダマサコで、サンデーサイレンスとの配合で生まれた祖母マサコチャンは両G1馬の半妹にあたる。母ハロウィーンも鳴り物入りで種牡馬入りしたエルコンドルパサーの初年度産駒で、名門・千代田牧場が期待をかけて育ててきた牝系であることは間違いない。「実は、うちの長男が千代田牧場さんで長い間お世話になっていまして、その縁もあってハロウィーンを繁殖牝馬として迎え入れることができたんです。そんなことでもなければ、なかなかこの血統は手に入れられませんからね」と、その経緯について明かしてくれた。

 ハロウィーンが岡田猛さんの牧場へやってきた最初の年に、タイムパラドックスを交配。そして翌年、生まれてきた牝馬がレコパンハロウィーだった。「タイムパラドックスは種付料がリーズナブルなわりに、産駒がよく走っていますからね。うちの牧場でもよく交配するんです。生まれた当時のレコパンハロウィーは華奢で、立ち上がるのに時間がかかったのを覚えています。性格も特に変わったところはなく、いたって普通の馬でした」とレコパンハロウィーが牧場で過ごした時期を振り返る。その後、目名トレーニングセンターで育成が施され、1歳秋のオータムセールへ上場したが買い手がつかず、主取りとなってしまったそうだ。「オータムセールの直前に怪我をしてしまい、それが影響してしまったのだと思います。そのあと牧場へ戻ってきて治療をしたら怪我もすっかり良くなり、無事に買い手もついて競走馬となることができました」と、牧場を巣立つまでの過程を思い出しながら懐かしそうな表情を浮かべる。

 母ハロウィーンは今年、父トランセンドの牝馬を出産。まだ生まれて3週間というあどけない顔の仔馬に、岡田さん夫妻は優しい目で語り掛ける。「この仔も決して大きくはないですが、姉のレコパンハロウィーよりはしっかりとした体型をしている気がします。生産者としての願いは怪我や病気なく育ち、無事に長く競走生活をつづけてくれることが1番です」と話し、かつて岡田猛さんが生産したアローハマキヨという馬について取り上げた新聞の切り抜き記事を見せてくれた。「うちの生産馬のアローハマキヨがシャルロットと名前を変えて長野県のスエトシ牧場で繋養されているのですが、4年前にシンザンを抜いてサラブレッドの長寿記録を更新し、39歳になった今も元気に過ごしているんです。生産馬が長生きして元気でいてくれるのは嬉しい限りですね。本当は長野まで会いに行きたいところなのですが、この歳になるとなかなか遠出することができなくて…。今のオーナーさんから送っていただいたカレンダーの写真に毎日語り掛けています」と、生産馬との絆を感じさせる素敵なエピソードを話してくれた。

 「レコパンハロウィーも無事に長く活躍し、いつかまた門別競馬場で走るような機会があれば応援に行きたいです」と、逞しく育った愛馬に会える日を夢見る岡田さん。現在行われているGDJ3歳シーズンには門別競馬場でのレースはないが、古馬シーズンのノースクイーンカップやブリーダーズゴールドカップ(Jpn3)にも挑戦できる実力をつけ、レコパンハロウィーと生産者ご夫妻の再会が実現することを切に願う。


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