重賞ウイナーレポート

2020年10月31日 アルテミスS G3

2020年10月31日 東京競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ソダシ

プロフィール

生年月日
2018年03月08日 02歳
性別/毛色
牝/白毛
戦績
国内:3戦3勝
総収得賞金
68,099,000円
クロフネ(USA)
母 (母父)
ブチコ by キングカメハメハ
馬主
金子真人ホールディングス (株)
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
須貝 尚介
騎手
吉田 隼人
  • ノーザンホースパークと隣接する、ノーザンファーム空港
    ノーザンホースパークと隣接する、ノーザンファーム空港
  • 育成時のソダシも毎日のように、この屋内坂路を駆け上がっていった。
    育成時のソダシも毎日のように、この屋内坂路を駆け上がっていった。

 札幌2歳S(G3)において、白毛馬として初めてとなる芝の重賞制覇を果たしたソダシ。レースの後は栗東で調整が行われ、アルテミスS(G3)へと臨んでいった。

 「札幌2歳S(G3)ではレコードでの勝利となりましたが、その反動も無く、順調に調整されていると聞いていました。パドックを周回する姿も、状態の良さを証明するかのように、とても良く見えました」と話すのはノーザンファーム空港の窪田淳調教主任。ただ、騎乗育成を通して把握していたソダシの特徴が、アルテミスS(G3)が行われる東京競馬場芝1600mの条件に向いていないのではとの思いもあったという。

 「父クロフネの血統背景に加えて、調教の動きも力強く、ダート色の強い印象がありました。札幌2歳S(G3)も洋芝だからこそ、あれだけのパフォーマンスができていたのでは、と考えたこともありました」

 東京競馬場の芝1600mは高速決着かつ、長い直線を生かした末脚勝負となることも多い。メイクデビュー、札幌2歳S(G3)ともに、先行して押し切ったソダシは、後続馬にとって格好の目標となる可能性もあった。

 好スタートを決めたソダシは、逃げたオレンジフィズをマークする形でレースを進めて行く。1000m通過は60秒9という平均ペースとなったが、残り2ハロンを過ぎた辺りで先頭に躍り出ると、そのまま後続との差を開いていく。

 「好位でレースを進められただけでなく、マイルの流れにも対応できていました。終いの脚もしっかりと使えていたように、いい意味で期待を裏切ってくれたと思います」

 そう話す窪田調教主任であるが、それでもレース後に鞍上の吉田隼人騎手が話していた、「テンションが高くなってきているのか、以前よりも気持ちが入ってきている」との言葉を引き合いに出し、「普段は大人しい馬ですが、走ることに対しては非常に真面目なだけに、今後はその辺も課題となってくると思います」と更なる成長を期待する。それでも、毛色だけでなくその強さもあって、今後の日本競馬界を代表するスターホースへの道を歩んでいくことは間違い無い。

 「競馬を知らない人が見ても、一目で分かる馬だと思いますし、ソダシの活躍で競馬が更に盛り上がってくれることも嬉しいです。次走は阪神JFとなりますが、多くの方に応援していただきたいです」

 阪神JF(G1)を勝てば、勿論、白毛では初めてとなるG1制覇。日本競馬界に久しぶりに誕生したスターホースの走りから目が離せない。