2018年12月19日 全日本2歳優駿(中央交流) Jpn1
優勝馬:ノーヴァレンダ
プロフィール
- 生年月日
- 2016年02月09日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:4戦3勝
- 総収得賞金
- 119,544,000円
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 齋藤 崇史
- 騎手
- 北村 友一
米ケンタッキーダービー(G1)の出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の第2戦ともなった、19日に川崎競馬場で行われた全日本2歳優駿(Jpn1)。栗東・斉藤祟史厩舎に所属する5番人気のノーヴァレンダが、後続の追撃を振り切って優勝。初重賞制覇を見事にG1勝利で飾った。
「育成時から馬体の充実ぶりが目立っていただけでなく、スピードのある動きも含めて、高い評価を送っていました」と話すのは、ノーザンファーム空港B3厩舎の細田誠二厩舎長。コーナーを曲がりきれずに競走中止となったデビュー戦は驚いたそうだが、その後の未勝利戦、そしてもちの木賞と連勝を重ねていくレース内容を見て「更に大きなタイトルを期待するようになりました」とも話す。
レースはホッカイドウ競馬から遠征してきたイグナシオドーロがハナを切る形となる中、ノーヴァレンダは2番手を追走。コーナーワークも無難にこなし、3コーナーではそのイグナシオドーロを交わして先頭へと踊り出る。
「レース前から状態がいいと聞いていましたし、4コーナーを回っても手応えに余裕があったので凌げると思っていました。育成厩舎としても久しぶりのG1となりましたし、スタッフの志気も上がる勝利となりました」
B3厩舎の育成馬だが、同じ2歳世代ではクラージュゲリエが京都2歳S(G3)を優勝。ヴァイトブリックもメイクデビュー京都の大差勝ちを含めて、ダートでは2戦2勝。生産馬ではないが、育成馬のダノンキングリーもメイクデビュー東京、ひいらぎ賞と連勝でオープン入りを果たしている。
「この2歳世代は早い時期から2勝目をあげている馬がいるだけでなく、総じて優秀な勝ち上がりをみせてくれています。その中でもノーヴァレンダやクラージュゲリエのように、重賞、そしてG1馬を送り出せたことは嬉しいですし、この2頭には更に大きなタイトルを期待したくもなってきます」
この勝利で現時点における「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」ランキングは20ポイントとなり、トップに立ったノーヴァレンダ。このままポイントを積み上げていけば、日本馬におけるケンタッキーダービー(G1)制覇というこれ以上無い大きなタイトルも、決して夢ではなくなってくるのかもしれない。