2017年09月24日 神戸新聞杯 G2
優勝馬:レイデオロ
プロフィール
- 生年月日
- 2014年02月05日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:6戦5勝
- 総収得賞金
- 881,550,000円
- 父
- キングカメハメハ
- 母 (母父)
- ラドラーダ by シンボリクリスエス(USA)
- 馬主
- (有) キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 藤沢 和雄
- 騎手
- C.ルメール
今年の日本ダービー馬が、完璧なレース運びで秋初戦を飾った。
菊花賞(G1)トライアルでもある神戸新聞杯(G2)。日本ダービー(G1)以来のレースとなるレイデオロは、単勝2.2倍という1番人気に応えて、2着のキセキに2馬身差を付けて優勝。改めてこの世代の最強馬であることを結果で証明してみせた。
「調整が行われていたノーザンファーム天栄のスタッフと話をする機会がありましたが、順調に乗り込めていると聞いていました。馬体重はダービー(G1)より10㎏程増えているとは聞いていましたが、輸送や厩舎での調整もあったので、レースはダービー(G1)と同じ馬体重ぐらいで出走してくるのではとも思っていました」とは、レイデオロの騎乗育成を担当していた、ノーザンファーム空港の大木誠司厩舎長。大木厩舎長の予想していた通りに、レイデオロはこの神戸新聞杯(G2)をマイナス4㎏で出走することになる。
「それでもパドックでの姿は筋肉の盛り上がりも目立っていましたし、歩様もしっかりとしていました。ただ、精神的にはまだ幼いというのか、ちゃかちゃかするような仕草も見受けられましたね」
だが、レースではそんな素振りすら見せないところがレイデオロの強さなのだろう。ダービー(G1)では幾分立ち後れた感もあるスタートだったが、この神戸新聞杯(G2)ではスムーズにゲートを出ると、そのまま好位を追走。直線では鞍上の指示に応えるかのように一瞬にして抜け出しを図る。
「楽にレースを進められているような印象もありましたし、ルメール騎手も最高の騎乗を見せてくれました。休み明け緒戦としては最高のレースができたと思います」
次走はジャパンC(G1)を予定。日本ダービー(G1)を勝った舞台とは言え、古馬とは初めてのレースとなる。
「古馬は強いと思いますが、更なる上積みが図れた上で、今回のようなレースができたのならジャパンC(G1)でも期待が持てそうです」と大木厩舎長。3歳最強馬から日本最強馬へ。レイデオロの高い能力とまだ3歳という成長力なら、それを世界のホースマンが注目するジャパンC(G1)で証明してくれそうだ。