2016年12月18日 朝日杯フューチュリティS G1
優勝馬:サトノアレス
プロフィール
- 生年月日
- 2014年02月25日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:5戦3勝
- 総収得賞金
- 191,157,000円
- 母 (母父)
- サトノアマゾネス(IRE) by デインヒル(USA)
- 馬主
- 里見 治
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 藤沢 和雄
- 騎手
- 四位 洋文
昨年のJRA2歳G1(阪神JF(G1)、朝日杯FS(G1))を完全制覇した社台ファーム。この勝利で年間のG1勝利数も6勝となっただけでなく、好調な現3歳世代の活躍からしても、今年は昨年以上にG1、そして重賞での勝利数増加が期待される。
牝馬ではソウルスターリングが、そして牡馬ではサトノアレスがエース格となっていきそうだ。そのサトノアレスは朝日杯FS(G1)では6番人気の評価に落ち着いたものの、道中は後方待機から鮮やかな末脚を使い、この世代における最強牡馬へと上り詰めた。
「母馬(サトノアマゾネス)が、まさにデインヒルといった感じの大型かつ頑強な馬でした。父であるディープインパクトとの組み合わせで理想的なサイズに出てくれたのが良かったのだと思います」と話すのは社台ファームの池田充マネージャー。育成時にはこの父系らしい緩さも見受けられたこともあり、放牧、騎乗調教と緩急を付けながら成長させてきたとも、池田マネージャーは話す。
「牡馬としては感度が高めであり、手先の弾きが良く、キレの良いフットワークで動いていました。この出来栄えならと自信を持って藤沢厩舎に送り込みましたが、「常足が下手だ」とダメ出しをされたことで、基本動作の大切さをスタッフ全員で再確認しました」(池田マネージャー)
2歳G1完全制覇を果たしたのは社台ファームだけでなく、サトノアレスとソウルスターリングを管理する、藤沢和雄厩舎も一緒であるが、牧場と厩舎間でコミュニケーションがしっかりと果たせているからこそのエピソードと言えよう。
この勝利はオーナーである里見治氏にとって、サトノダイヤモンドに続くJRAG1勝利となった。その他にも所有馬は活躍を続け、昨年は香港ヴァーズ(G1)を勝利したサトノクラウンも含めてG1レースで4勝の活躍を残している。
「お世話になっている里見オーナーとG1レースの勝ち写真をご一緒できて、感激いたしました。今後もサトノアレスには活躍をしてもらって、また、オーナーと写真をご一緒できればと思います」(池田マネージャー)
その朝日杯FS(G1)の口取り式では、里見オーナーとサトノアレスを挟んで写真に入る、池田マネージャーの姿もあった。池田マネージャーの言葉の通り、今後もこの幸せな光景は幾度も繰り返されていきそうだ。