2016年07月10日 七夕賞 G3
優勝馬:アルバートドック
プロフィール
- 生年月日
- 2012年01月21日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:17戦5勝
- 総収得賞金
- 175,869,000円
- 母 (母父)
- ゴールデンドックエー(USA) by Unusual Heat(USA)
- 馬主
- (株) G1レーシング
- 生産者
- (有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
- 調教師
- 須貝 尚介
- 騎手
- 戸崎 圭太
4歳馬としては17年ぶりの七夕賞(G3)制覇となったアルバートドック。これが重賞2勝目となったが、前回の重賞勝利(小倉大賞典(G3))は、この重賞勝利が松田博資元調教師にとって、最後の重賞勝利となり、転厩先となる須貝尚介厩舎では、初めての重賞制覇となった。
「この勝利で更に上のタイトルが見えてきた印象があります」と話してくれたのは、白老ファームの石垣節雄繁殖主任。この七夕賞(G3)だが、これまでのアルバートドックのレース内容とは違った、まさに「新境地」を見せた。
「これまでは後方から末脚を生かしたレースが多かったですが、今回はスタートしてから中団をキープし、そこからレースの流れに乗って、終いもいい脚を使ってくれました。戸崎騎手にも最高の騎乗をしてもらい、まさに『テン良し 中良し 終い良し』のレースとなったと思います」
母ゴールデンドックエーは、現役時に3勝をあげており、その中にはラスヴァージネスS(G1)も含まれる、期待の繁殖牝馬である。仔出しにも定評があり、アルバートドックの全弟となるリライアブルエースも3歳の5月に未勝利戦を快勝。また、1歳馬のゴールデンドックエーの15(牝、父オルフェーヴル)も、アルバートドックと同じG1レーシングに所属し、そして同じ須貝厩舎でのデビューが予定されている。
「ゴールデンドックエーは素晴らしい繁殖牝馬だと思います。今後、産駒が増えてくるにつれて、その全体像が見えてくるかと思いますが、アルバートドックの活躍からすると、産駒は古馬となって更に成長を遂げる傾向があるようです」
この勝利でサマー2000シリーズで10ポイントを獲得し、首位となったアルバートドック。次走にはシリーズ最終戦となる新潟記念(G3)への出走が予定されている。
「これまでのレースを見ていると、左回りのレースは決して得意としていないようなのですが、ここまでの成長過程を見ると克服してくれるのではとの期待もあります」
サマー2000シリーズのチャンピオンとなった暁には、石垣繁殖主任も話しているように、更に上のタイトルも見えてくるはず。この夏のアルバートドックの走りから目が離せない。