重賞ウィナーレポート

2015年10月18日 秋華賞 G1

2015年10月18日 京都競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ミッキークイーン

プロフィール

生年月日
2012年02月08日 03歳
性別/毛色
牝/鹿毛
戦績
国内:7戦4勝
総収得賞金
511,310,000円
ディープインパクト
母 (母父)
ミュージカルウェイ(FR)  by  Gold Away(IRE)
馬主
野田 みづき
生産者
ノーザンファーム (安平)
調教師
池江 泰寿
騎手
浜中 俊

 オークス(G1)では強さを証明し、そして秋華賞(G1)では速さも見せつけた。

 第20回秋華賞。大外18番枠から出走したミッキークイーンは、1000M通過が57秒4という速い流れを中団で待機。最後の直線では馬群を抜けだして先頭に立つと、後続からの追い込みを振り切って勝利。勝ち時計の1分56秒9はレースレコードともなった。

 この秋華賞(G1)をTV観戦していたという、ノーザンファーム空港牧場の窪田淳調教主任は、「大外枠とはいえ、いいスタートを切れたなら勝ち負けのレースができるのではと思ってはいましたが、それでもハイペースにも難なく対応した姿は、見ていても強いの一言でしたね。浜中騎手も最高の騎乗を見せてくれました」と笑顔で話す。

 前走はスタートのタイミングが合わず、後方からのレースを余儀なくされたものの、それでも直線ではメンバー中最速となる33秒8の末脚を使って2着に入着。これまでの7戦における上がり3ハロンのタイムでは、メンバー中最速、もしくは上位のタイムを記録。それが連対率100%(1着4回、2着3回)という結果にも繋がっている。

 「ここにいた頃から折り合いの心配は無かった馬でしたし、どの位置からでもいい脚を使えるからこそ、安定した成績を残せているのだと思います。高い素質を感じさせていた馬でしたが、それでも想像を超えるような活躍を見せてくれています」(窪田調教主任)

 これまでは同世代の馬たちとのレースが続いていたミッキークイーンだが、次走はついに古馬との対決が予定されている。

 「元々、古馬となってから更なる飛躍を迎える馬だと思っていた馬ですが、それでも現時点で上の世代を相手にどんなレースを見せてくれるかが楽しみです」(窪田調教主任)