2014年03月23日 阪神大賞典 G2
優勝馬:ゴールドシップ
プロフィール
- 生年月日
- 2009年03月06日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/芦毛
- 戦績
- 国内:17戦10勝
- 総収得賞金
- 1,397,767,000円
- 馬主
- 小林 英一
- 生産者
- 出口牧場 (門別)
- 調教師
- 須貝 尚介
- 騎手
- 岩田 康誠
春の盾に向けての前哨戦、阪神大賞典(G2)はグランプリホース・ゴールドシップが完勝。昨秋の敗戦を払拭するような走りで後続を3馬身半突き放し、同レース連覇を飾った。
本馬の生まれ故郷は日高町賀張(かばり)にある出口牧場。過去にはアルゼンチン共和国杯(G2)、セントライト記念(G3)を逃げ切り、1988年の天皇賞(秋)(G1)でタマモクロス、オグリキャップに続く3着に粘ったレジェンドテイオーを生産した牧場で、現役生産馬は本馬の他に、園田デビューからJRAに移籍してオープン馬となったポアゾンブラックが活躍している。
同牧場の出口俊一さんは現地、阪神競馬場でレースを見届けていた。圧倒的1番人気に推されてのレース。ゴールの瞬間は安堵の気持ちでいっぱいだった。
「前半は行きっぷりが良すぎるぐらいだったので、少し心配が過りましたが、2周目からは落ち着いていたので安心しました。直線に向いて、先頭に立った時に勝てるかなと思いました。1番人気に推されていましたし、昨年秋の惨敗した時のイメージもあったので、勝ってホッとしました。本番に向けて弾みがつきましたね。」
牧場時代の本馬については、これまでのコーナーで幾度と紹介してきたが、対照的な父母の体型のマッチと、今では黄金配合と呼ばれている父と母の父の好相性が、それぞれ絶妙に合わさった。当歳時から立派な馬体をしていて、2歳時に東日本大震災の影響を受けて緊急移動があったものの、順調な成長過程を経て競走馬となった。出口さんは、「これまで故障もなくきていますから、丈夫な馬に育ってくれて良かったです。牧場にいた頃に比べると、だいぶ白さを増してきましたね。パドックで見るたびにそう思います。年齢を重ねて、目つきが優しくなってきた感じです。」と、その長所や変化を感じている。
今年16歳となる母ポイントフラッグは健在で、この春、ステイゴールドの牝馬を無事に出産した。生産馬の重賞Vと重ねて、確たる血統馬の誕生に、牧場は明るいムードに包まれている。
「無事に生まれて良かったです。これから順調に育てていきたいですね。母は今年もステイゴールドを交配予定です。様子を見て種付けをします。」と、出口さんはまた新たな命と向き合い始めている。
獲得賞金はまもなく10億円の大台に達しようとしている本馬。5歳となった今年も、ビッグレースを争う一流馬として、その動向は注目を浴びていくだろう。
「これからも無事に走ってきて欲しいですね。お産シーズンでもあるので、次走・天皇賞(春)(G1)はまた日帰りで競馬場に行く予定です。最近ではゴールドシップのグッズも増えたみたいですね。ファンの方々の応援は本当にありがたく思っています。昔ならG1馬を生産できたら、牧場で大規模な施設投資をすることも考えられましたが、今はなかなかそうもいかない時代です。それでも、小さな牧場からも、競馬を盛り上げていける強いサラブレッドを送り出していけるように、これからも励んでいきたいです。」