重賞ウィナーレポート

2014年02月02日 根岸S G3

2014年02月02日 東京競馬場 晴 良 ダ 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ゴールスキー

プロフィール

生年月日
2007年05月24日 07歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:32戦8勝
総収得賞金
255,496,000円
ネオユニヴァース
母 (母父)
ニキーヤ(USA)  by  Nureyev(USA)
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
追分ファーム (安平)
調教師
池江 泰寿
騎手
F.ベリー

 09年12月のデビューからこれが32戦目、ダートに戦いの場を移してからは6戦目での重賞初制覇。ダート最強馬として今でもその名があがるゴールドアリュールの半弟、ゴールスキーもまた、砂の上で兄譲りと言える才能を開花させた。

 「3歳時はクラシック路線も目指していた馬でしたし、遠回りをしたかもしれませんが、重賞馬となったことを嬉しく思っています」とは追分ファーム事務局の伊関太郎さん。その後はマイルでも高い適性を発揮したゴールスキーは、3歳時のマイルChS(G1)、次の年の東京新聞杯(G3)でも3着と、重賞制覇もすぐそこまで来ているような勢いを感じさせたが、その後はオープンでも勝ちきれないレースが続いていく。

 「爪の不安もあり、芝では力を出し切れなかったようです。そうした理由からダートに戦いの場を移したのですが、ダートが合っていたのはやはり血統なのでしょうね」(伊関さん)

 武蔵野S(G3)以来、約3か月ぶりのレースとなった今回の根岸S(G3)。管理をする池江調教師からは、追い切りの本数が足りないとのコメントも出ていたが、ゴールスキーはそんなことなど問題としないかのように、最後の直線で力強く馬群を割ってくる。

 「中団で脚を溜めて、最後はしっかりと伸びてくれました。同じようなレースをしていても芝では前の馬を捕らえられないこともあったのですが、スピードだけでなくパワーも必要とされるダートだとそれを補えるのかもしれません」(伊関さん)

 この勝利でゴールスキーは、兄ゴールドアリュールも勝利したフェブラリーS(G1)への出走権を手にすることとなる。

 「フェブラリーS(G1)はG1馬を始めとする一線級の馬たちも出走してくるので、次こそ試金石になるかと思います。ただ、ゴールスキー自身も、今回より上積みが見込める状態で出走できそうですし、まずは無事にレースを迎えて、それでいい結果を残してくれたらと思っています」(伊関さん)