2013年12月08日 阪神ジュベナイルフィリーズ G1
優勝馬:レッドリヴェール
プロフィール
- 生年月日
- 2011年02月19日 02歳
- 性別/毛色
- 牝/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:3戦3勝
- 総収得賞金
- 181,588,000円
- 父
- ステイゴールド
- 母 (母父)
- ディソサード(USA) by Dixieland Band(USA)
- 馬主
- (株) 東京ホースレーシング
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 須貝 尚介
- 騎手
- 戸崎 圭太
2歳牝馬のG1レースというだけでなく、桜花賞(G1)と同じ舞台で行われることからも、来年の牝馬クラシックを占う舞台ともなっている阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)。5頭の重賞勝ち馬が出走するなど、例年にも増してレベルの高い争いを制したのは、重馬場の中で牡馬をねじ伏せた札幌2歳S(G3)の勝ち馬、レッドリヴェールだった。
「ゴールの瞬間は負けたと思いました。それでもハナ差凌ぎきったこの勝負強さは、父であるステイゴールドから譲り受けたものですね。大したものです」と騎乗育成を手がけた社台ファームの斎藤孝調教主任は話す。
現在、社台ファームでは冬季を含めた通年での夜間放牧が行われているが、レッドリヴェールはその最初の世代。父ステイゴールドが出た馬体は、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)での418㎏という馬体重が示すとおりに、決して大きくは無かったが、背中と腰の筋力が強く、また怪我などといったアクシデントに見舞われることもなく、丈夫にすくすくと育っていった。
「走路では、その小柄な身体のどこにといった様子で、乗り手をがんがん引っ張っていくような力強さを見せる一方で、馬房の中では触り放題、触られ放題のおっとりした性格を持ち合わせるなど、あとあと出世する牝馬に共通する、精神面での二面性を兼備していました」(斎藤調教主任)
レースの後は山元トレーニングセンターに放牧され、順調に調整を行われているレッドリヴェールだが、近年、このレースを勝利した馬が次の年のクラシックを沸かせているという背景、そして現役時の活躍だけでなく、産駒たちもまた、年齢を重ねながら活躍をしていくステイゴールドの血を引いていることからしても、来年以降は更なる飛躍を期待できそうだ。
「来春は一回りパワーアップした姿を見せられると思います。まずは桜花賞(G1)を目指して頑張ってもらいたいです。ご声援ありがとうございました」(斎藤調教主任)