2013年11月24日 ジャパンC G1
優勝馬:ジェンティルドンナ
プロフィール
- 生年月日
- 2009年02月20日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:12戦8勝
- 総収得賞金
- 1,326,210,000円
- 母 (母父)
- ドナブリーニ(GB) by Bertolini(USA)
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 石坂 正
- 騎手
- R.ムーア
3歳牝馬として初めてジャパンカップ(G1)を優勝。牝馬三冠も達成し、その年の年度代表馬に選出されたジェンティルドンナ。今年はこのジャパンカップ(G1)まで3戦して勝ち鞍を残せないでいたが、オークス(G1)も含めて2戦2勝と得意の舞台で、ジャパンカップ(G1)史上初となる連覇を達成してみせた。
「レースはテレビで見ていました。最後はデニムアンドルビーの末脚にハラハラしましたが、着差はともかく勝ってくれたことが何よりも嬉しいです」とはジェンティルドンナの育成調教を行ってきたノーザンファーム空港牧場の伊藤賢厩舎長。昨年は幾度となく喜びの声を聞かせてもらったが、今年に入ってからは初めての取材となる。
「これまでの3戦は、ゴール板手前で休み明けが原因と言えるような止まり方をしていましたが、今回は直線に入ってから馬の表情が違って見えました。状態も前走以上だったのでしょうし、改めてジェンティルドンナの強さを示せたのではないかと思います」(伊藤賢厩舎長)
先日、ノーザンホースパークではジェンティルドンナの祝勝会が行われたが、そこで壇上に立った石坂正調教師が語ったのは、「ホッとしました」という言葉だったという。
「昨年、あれだけのパフォーマンスをしたからには、今年はそれ以上の結果を残してくれるはずというファンの皆さんからの期待もあったと思います。それでも海外遠征、そして牡馬との対決と昨年よりレベルが一気に高くなった戦いの中で思うような成績を残せませんでしたが、このジャパンカップ(G1)という舞台で様々な快挙を果たして、何より勝利をあげてくれたことに、石坂先生だけでなく、僕自身もホッとしているというのが正直な気持ちです」(伊藤賢厩舎長)
今年はこのジャパンカップ(G1)がラストランとなったが、来年は2着に敗れたドバイシーマクラシック(G1)を目指して調整へと入っている。
「今年は負けたとはいえいい経験をさせてもらったと思いますし、その雪辱を果たすようなレースを期待したいです。ジェンティルドンナ自身、牧場にいた頃は競走馬としての完成は古馬になってからと見ていましたし、来年は更に成長した姿を見せてくれるはず。願わくば来年のジャパンカップ(G1)では前人未踏と言える3連覇を果たしてもらいたいです」(伊藤賢厩舎長)