重賞ウィナーレポート

2013年03月17日 スプリングS G2

2013年03月17日 中山競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ロゴタイプ

プロフィール

生年月日
2010年03月10日 03歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:7戦4勝
総収得賞金
583,011,000円
ローエングリン
母 (母父)
ステレオタイプ  by  サンデーサイレンス(USA)
馬主
吉田 照哉
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
田中 剛
騎手
C.デムーロ

 混戦となっている今年の牡馬クラシック戦線。2歳時から注目をされた馬たちが、その時の輝きを取り戻せず、新興勢力が次々と台頭していく中、2歳チャンピオンとして世代のトップに立ったロゴタイプが、このスプリングS(G2)できっちりと、未来に繋がる結果を残してみせた。

 「朝日杯FS(G1)の翌週には、こちらに放牧へ来ていました。出走時の馬体重とほぼ変わらない状態が示すとおり、レース後の疲労感もすぐに解消することができました」とは社台ファーム山元トレーニングセンターの袴田二三男マネージャー。年明けの1月の2週目から坂路入りを再開、4週目にはハロン15-15を行っていた程に、とても順調に調整されたロゴタイプは、2月13日には厩舎へと戻っていくこととなる。

 「全く不安もなく、当初の予定通りの調整ができました。これには田中剛調教師、そして厩舎の皆さんがロゴタイプを良い状態で出走させてくれている何よりの証明だと思います」(袴田マネージャー)

 2歳6月のデビューから、その年の朝日杯FS(G1)まで6戦を戦っているロゴタイプは、近年のクラシックを目指す馬としては珍しい臨戦態勢を取っている。だがそれは袴田マネージャーの話す通りに馬の状態を見極めながらレースを使ってきた田中剛厩舎の手腕によるところも大きいのだろうし、また、山元トレーニングセンターとの行き来も、心身共にロゴタイプのリフレッシュへと繋がっているに違いない

 「今回も鞍上のC.デムーロ騎手を含めた厩舎力の勝利であり、皐月賞(G1)へ向けて最高の今季緒戦となりました。ご声援をいただいたファンの皆様にも、その期待に応えることができたことを嬉しく思います」(袴田マネージャー)

 この勝利によって、ファンの脳裏に確信できたこと。それは今年の皐月賞(G1)に1番近い存在は、ロゴタイプであるということだろう。