重賞ウィナーレポート

2013年02月10日 京都記念 G2

2013年02月10日 京都競馬場 晴 良 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:トーセンラー

プロフィール

生年月日
2008年04月21日 05歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:16戦3勝
総収得賞金
460,976,000円
ディープインパクト
母 (母父)
プリンセスオリビア(USA)  by  Lycius(USA)
馬主
島川 隆哉
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
藤原 英昭
騎手
武 豊

 日本国民の誰もが「3月11日」という日付には、特別な思いを持っていることだろう。そしてトーセンラーもまた、3月11日に震源地にほど近い、山元トレーニングセンターにいた。

 「昨年9月の新潟記念(G3)を使った後、山元トレーニングセンターに来ました。重賞でコンスタントにレースを使ってきた割には、大きな疲れは見られませんでした」とは袴田二三男マネージャー。きさらぎ賞(G3)の後は勝利から遠ざかっていたトーセンラーではあったが、袴田マネージャーには成長の跡が見受けられていた。

 「馬が以前にここにいた時よりも1つ上の段階に来ていることが感じられましたので、焦らず作り直すことを目指しました」(袴田マネージャー)

 10月末までゆっくりとさせた後、坂路で本格的な乗り込みを再開。調教を進めて行くにつれ好調時に見せるやんちゃさを表に出すようになり、体の張りと毛艶もまた、これまでの休養で一番ではないかと思えたほどに見栄えもしていた。

 「いい状態で送り出せたと思いましたし、期待をしながらレースを見ることができました。望んでいた最高の結果であったにも関わらず、ゴールの瞬間は頭が真っ白になりました(笑)。武豊騎手の完璧なエスコートのおかげもあって、本当に嬉しい勝利となりました」(袴田マネージャー)

 今後はコンビを組んだ武豊騎手と共に、天皇賞(春)(G1)を目標に調整されていくこととなるトーセンラー。山元トレーニングセンターのある仙台に、笑顔を届けるようなレースを見せて欲しい。