2012年12月16日 朝日杯フューチュリティS G1
優勝馬:ロゴタイプ
プロフィール
- 生年月日
- 2010年03月10日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:6戦3勝
- 総収得賞金
- 583,011,000円
- 父
- ローエングリン
- 母 (母父)
- ステレオタイプ by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- 吉田 照哉
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 田中 剛
- 騎手
- M.デムーロ
ローエングリンの産駒であるロゴタイプが、朝日杯FS(G1)で種牡馬となった父、そして自身共に重賞初制覇を飾った。
「父のローエングリンだけでなく、母のステレオタイプの牝系も社台ファームで育った血統です。父は現役を引退するまでG1レースを勝つことができず、我々としても悔しい思いも繰り返しましたが、産駒に夢を託そうと信じ続けた配合の結果、産まれてきたのが本馬です」とは社台ファーム事務局の吉田哲哉氏。また吉田氏はこの勝利の背景には、鞍上を務めたミルコ・デムーロ騎手の名前をあげる。
この朝日杯FS(G1)の前のベゴニア賞からコンビを組んだロゴタイプとミルコ・デムーロ騎手だが、実はベゴニア賞に騎乗できるようになったのは、ワールドスーパージョッキーズシリーズに選出されたことが関係している。しかもこのレースをレコードで勝利したロゴタイプは、抽選をくぐり抜けて朝日杯FS(G1)への出走を決めた。
「小さなラックが大きな波紋となっていったような気がしています。幼少期からタフな馬で、早期デビューを目標に1歳の冬期からハードなメニューで貪欲に鍛えました。また、田中剛師の細やかな采配と、牧場担当者との綿密な連絡の成果がこの大一番で最高の結果をもたらしたのだと思います。改めてご声援をいただいたファンの方に、ありがとうございましたと言いたいですね」
現在、ロゴタイプは山元トレーニングセンターで調整中。今後はスプリングS(G2)からの始動を予定している。長期の調整となるが、その時もまた、田中剛調教師と山元トレーニングセンタースタッフとが連絡を取り合って、G1馬に相応しいどころか、更に成長したロゴタイプの姿を我々は見ることになりそうだ。