重賞ウィナーレポート

2012年12月24日 阪神C G2

2012年12月24日 阪神競馬場 晴 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:サンカルロ

プロフィール

生年月日
2006年02月05日 06歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:36戦6勝
総収得賞金
496,215,000円
シンボリクリスエス(USA)
母 (母父)
ディーバ  by  Crafty Prospector(USA)
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
(有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
調教師
大久保 洋吉
騎手
吉田 豊

 阪神芝1400mという条件において、今、日本で最も強い馬とは、阪神C(G2)を連覇したサンカルロなのかもしれない。

 「条件が合っているとはいえ、メンバーが揃った中で見事な勝ち方を見せてくれました。今年、中央競馬では最後の重賞競走ですし、気持ちのいい締めくくりができましたね」と笑顔を見せるのは、白老ファームの橋本裕充場長。今年はアーリントンC(G3)でジャスタウェイが勝ったのを皮切りに、中央の重賞を8勝。その中には宝塚記念(G1)を勝利したオルフェーヴル、そしてマイルCS(G1)を勝ったサダムパテックも含まれている。

 「その他にも様々な生産馬が頑張ってくれましたが、その中でもサンカルロは、様々な条件で好走を見せてくれました。来年で7歳となりますが、力が衰えた印象もありませんし、牧場の先輩であるタイムパラドックス、そしてステイゴールドを彷彿とさせてくれています」(橋本場長)

 昨年、一昨年と高松宮記念(G1)で2着とあと一歩のところでG1タイトルを逃したが、6歳秋でジャパンカップダート(G1)を制したタイムパラドックス、7歳で香港ヴァーズ(G1)を勝ったステイゴールドを生産した白老ファーム。サンカルロが3度目の正直を叶えてくれるのではとの期待も膨らむ。

 「一線級で戦ってきたベテランが、若い世代を相手に勝利を収めるというのは、なかなか上手くはいかないことだと思います。だからこそ、サンカルロにもステイゴールドやタイムパラドックスのようにタイトルを取って欲しいですし、来年も元気でいいレースを見せてもらいたいです」(橋本場長)

 サンカルロの活躍もあって、白老ファームは今年の中央ブリーダーランキングで3位にランクイン。「世代を問わず、上のクラスで戦っている馬が揃っていることも嬉しい限りです。現2歳世代にも楽しみな馬が揃っていますし、まずはクラシックに近づけるような活躍を期待して、来年デビューの1歳馬、牧場にいる当歳馬、そして来年誕生予定の馬たちと、各世代ごとに結果を残していけるように、牧場一丸で頑張っていきたいです」(橋本場長)