2012年12月01日 金鯱賞 G2
優勝馬:オーシャンブルー
プロフィール
- 生年月日
- 2008年03月26日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:13戦6勝
- 総収得賞金
- 264,888,000円
- 父
- ステイゴールド
- 母 (母父)
- プアプー(GER) by Dashing Blade(GB)
- 馬主
- 青芝商事 (株)
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 池江 泰寿
- 騎手
- C.ルメール
社台ファームの放牧地でも、一際大柄に映る繁殖牝馬のプアプー。サンデーサイレンス系種牡馬の中でも、一際小柄のステイゴールド。そのプアプーを母に、そしてステイゴールドを父に持ったオーシャンブルーは、父似の小柄な馬体で産まれてきた。
「プアプーはものすごく大柄な馬体をしていましたが、オーシャンブルーは父の影響が強く出ていたのでしょう。当歳時から、その小柄な馬体の通りに動きも俊敏で、集団放牧でも目につく存在でした」とは社台ファームの中村智也厩舎長。2008年のセレクトセール当歳市場に上場された、当時のオーシャンブルーは、2257.5万円(税込)で落札される。その後、幾度となく牧場に出向いて馬体をつぶさにチェックしていたのが、管理することとなる池江泰寿調教師だった。
「池江調教師はセレクトセールでの落札直後から頻繁に牧場にいらしており、当時のオーシャンブルーをご覧になる度に『ステイゴールドの幼少期とそっくり』と話しておられました」(中村厩舎長)
牡馬としては線の細い馬体をしていたものの、その言葉に後押しされるように、中村さんたち厩舎スタッフは、ボディコンディションを高い状態に維持することを心がけたという。
実はこの金鯱賞(G2)は、社台ファーム生産馬のワンツーフィニッシュともなったが、2着のダイワマッジョーレもまた、中村さんの厩舎を巣立った馬だった。
「重賞を勝利する馬を送り出せただけでも嬉しいことなのに、ワンツーフィニッシュを果たせたことで、嬉しさも倍増しています。改めてオーシャンブルー、そしてダイワマッジョーレ、そしてこの2頭の関係者の皆さんに感謝の気持ちで一杯です」(中村厩舎長)