まさに破竹の勢いそのもの。エルムS(G3)に続く重賞連勝を含めた6連勝。ローマンレジェンドは一気にダートG1戦線の主役に躍り出た。

　「エルムS(G3)の後、こちらで１か月程調整しました。エルムS(G3)まで激戦続きでしたので、まずは背腰を中心にケアを施し、その後、目標としていたみやこS(G3)を目指してしっかりと立て直しました」とは社台ファーム山元トレーニングセンターの袴田二三男マネージャー。これまで11戦を戦ってきたローマンレジェンドだが、度々、山元トレーニングセンターで調整されてきた。そのたびに袴田マネージャーは、心身共に大人になったと感じていた。

　「それでいながら、まだまだ完成途上の感じもありました。今回のレースは僅差となりましたが、勝利を重ねられたことに大きな意味があると思います」(袴田マネージャー)

　次走はジャパンカップダート(G1)への出走を表明。初のG1挑戦となるが、今の勢いならG1も勝利しそうな気もしてくる。

　「いよいよG1出走までこぎつけることができました。最高の結果となるよう期待しています」(袴田マネージャー)

　殊勲の母となったパーソナルレジェンドは、このみやこS(G3)の次の日に川崎競馬場で行われたJBCレディスクラシックで、ローマンレジェンドの半姉にあたるミラクルレジェンドが勝利。牡、牝におけるダート重賞戦線のトップホースとなった姉弟の直接対決は、ファンにとって夢のカードともなりそうだ。