2011年12月17日 阪神C G2
優勝馬:サンカルロ
プロフィール
- 生年月日
- 2006年02月05日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:28戦5勝
- 総収得賞金
- 496,215,000円
- 母 (母父)
- ディーバ by Crafty Prospector(USA)
- 馬主
- (有) 社台レースホース
- 生産者
- (有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
- 調教師
- 大久保 洋吉
- 騎手
- 吉田 豊
今年、白老ファームの勢いが凄い。三冠馬オルフェーヴルだけでなく、同じ3歳世代のフェイトフルウォー(京成杯(G3)、セントライト記念(G2))、サダムパテック(弥生賞(G2))だけでなく、古馬もナリタクリスタル(中京記念(G3)、新潟記念(G3))、そしてサンカルロが阪急杯(G3)に続いて同条件で行われた阪神C(G2)も優勝。今年の中央重賞勝利数は13勝となった。
「阪神芝1400mという条件を得意としているので、期待をしながらレースを見ていました。最後の直線で抜け出して来たときには、『行け!』という言葉が口からこぼれましたね」とは白老ファームの石垣節雄繁殖主任。その阪神芝1400mでは、5戦して2勝、2着1回、3着1回という素晴らしい成績を残しているが、ただ、コース形状やレースの流れが合っているだけでなく、石垣さんは近走におけるサンカルロの成長ぶりも感じ取っている。
「それまでは後方一気的なレースをすることもありましたが、今回のように中段で我慢できるようになったことで、流れに左右されることなく、前を行く馬を射程圏内におけるようになったと思います」(石垣さん)
陣営からは来年の高松宮記念(G1)を目標とするローテーションが発表されたが、実は芝1200mでは5回走って掲示板をはずしたのは1回だけという名うてのスプリンターでもある。
「今年は2着となったレースですし、サンカルロ自身、G3、G2と勝利してきています。条件的にも力を出し切れるはずですし、次はG1馬となって欲しいです」(石垣さん)
G1と言えば、今週は今年の日本競馬の集大成である有馬記念(G1)が開催。白老ファームが育てた三冠馬オルフェーヴルが、初めて戦う古馬を相手にどんなレースを見せてくれるか注目が集まる。また、来年のクラシックを占う上で興味深いレースとなったG3ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)には、エネアドとハッピーウィークが出走予定。3頭には白老ファームが今年あげた重賞タイトルを更に積み上げてくれるような活躍も期待される。
「今年は生産馬が本当に頑張ってくれた1年だと思います。重賞に出走する3頭だけでなく、自分たちが携わってきた全ての馬たちにいいレースを見せて欲しいです」(石垣さん)