重賞ウィナーレポート

2011年09月18日 セントライト記念 G2

2011年09月18日 中山競馬場 晴 良 芝 2200m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:フェイトフルウォー

プロフィール

生年月日
2008年01月11日 03歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:7戦3勝
総収得賞金
113,996,000円
ステイゴールド
母 (母父)
フェートデュヴァン  by  メジロマックイーン
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
(有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
調教師
伊藤 伸一
騎手
柴田 善臣

  菊花賞(G1)への搭乗便であるセントライト記念(G2)。春のクラシック戦線を沸かせた馬、そして夏に力を付けた上がり馬など、多士済々のレースとなった中、最後の直線で力強く抜け出してきたのは、同じ中山コースで重賞(京成杯(G3))を制したフェイトフルウォーだった。「コース適正だけでなく、流れ、展開などもフェイトフルウォーに向いた流れとなりました」と話してくれたのは、白老ファームの橋本裕充場長。また、好走の理由について橋本場長は、「気性面での成長も見られたのでは」と話す。

   「牧場にいた頃から前向きな性格をしていましたが、レースでも気持ちで走るような印象を受けます。でも、父がステイゴールドということだけでなく、母のフェートデュヴァンも芝の2600mでの勝ち鞍があるようにスタミナ面での不安は無かったですし、デビューの頃から距離が伸びてから真価を発揮してくる馬だと思っていました」(橋本場長)

  血統の話でいうなら、父ステイゴールド、母父メジロマックイーンというのは、白老ファームから巣立った二冠馬オルフェーヴルとも一緒。近年まれに見るニックス配合でもあり、今年、ステイゴールドにはメジロマックイーンを父に持つ繁殖牝馬が多く集まったという。そのオルフェーヴルだが、今週の神戸新聞杯(G2)の出走を予定している。

   「オルフェーヴルも菊花賞に向けていいレースを見せて欲しいです。それでも牧場としては菊花賞に有力馬をもう1頭送り出せることを嬉しく思っていますし、何より2頭共に白老ファームの生産馬であるステイゴールドの産駒ということも嬉しいです」(橋本場長)

  菊花賞(G1)の日には京都競馬場に応援に行くという橋本場長だが、「菊花賞は応援のしがいがあるレースとなりそうです」と最後に笑みを見せてくれた。