2011年03月27日 毎日杯 G3
優勝馬:レッドデイヴィス
プロフィール
- 生年月日
- 2008年02月22日 03歳
- 性別/毛色
- せん/鹿毛
- 戦績
- 国内:7戦3勝
- 総収得賞金
- 169,717,000円
- 父
- アグネスタキオン
- 母 (母父)
- ディクシージャズ by トニービン(IRE)
- 馬主
- (株) 東京ホースレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (安平)
- 調教師
- 音無 秀孝
- 騎手
- 浜中 俊
この馬が3歳最強馬かもしれない。毎日杯(G3)に出走したレッドデイヴィスは、メンバー中唯一の重賞馬たるレースぶりで快勝。今年に入ってからは3歳馬で唯一となる重賞2勝目をあげた。
「シンザン記念(G3)以来のレースとなりましたが強い内容でした。レースも前を行く馬を射程圏内に置く絶好の位置でしたし、直線で抜け出す時の脚にも力強さがありました」とノーザンファームの中尾義信さんも、レッドデイヴィスの強さに感服したような表情を浮かべる。
シンザン記念(G3)、そしてこの毎日杯(G3)と負かしたメンバーを見ても、レッドデイヴィスがどれだけ強いかが分かる。だが、真の強い3歳馬が出走するクラシックやNHKマイル(G1)に、強いレッドデイヴィスが出走できないのは残念な気もしてくる。
「でも、持っている能力を出せるようになったのは、セン馬になったことも大きいと思います。セン馬になったことで、また新たな展開が開けていると思いますし、一つ一つのレースで、また素晴らしい結果を残して欲しいですね」(中尾さん)
今後は京都新聞杯(G2)への出走を予定。ダービーへの最終搭乗便とも言われているレースだが、ここでダービー(G1)出走馬たちに決定的な差を付けてレッドデイヴィスが勝利するようだと、まさに「幻のクラシックホース」と呼ばれることとなるのかもしれない。
「それもまたドラマチックではないのかなと思います。できることなら今回のレースも含めて、2度の重賞で1番人気に支持されたことが無い馬ですし、次のレースでは人気を背負っていい結果を残してくれないかなとも思います」(中尾さん)
レガシーワールド、マーベラスクラウンと、数年前はセン馬のスターホースが競馬界を賑わしていた時期があった。そして今、レッドデイヴィスがその系譜を受け継ごうとしている。次走では誰もが認める1番人気の支持を受けて、やはりこの馬が3歳最強馬とファンを納得させるレースを見せてくれるに違いない。