重賞ウィナーレポート

2010年09月11日 朝日ChC G3

2010年09月11日 阪神競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:キャプテントゥーレ

プロフィール

生年月日
2005年04月05日 05歳
性別/毛色
牡/芦毛
戦績
国内:15戦5勝
総収得賞金
380,972,000円
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
森 秀行
騎手
小牧 太

 今を遡ること39年前、1971年のケイサンタ以来となる朝日チャレンジC(G3)の連覇。それだけ勝利することが難しい重賞にも関わらず、昨年と同じように先頭でゴール板を駆け抜けた。

 「やはり連覇できたということは、開幕週の馬場が、この馬に最適な条件ということもあるのでしょう。我々としても期待を持って見ていましたし、小牧騎手も完璧に持ち味を発揮してくれました」とはキャプテントゥーレの育成調教に携わってきた、社台ファームの東礼治郎牡馬調教主任。

 この夏は、社台ファームで調整されてきた馬たちの活躍が目立っていたが、キャプテントゥーレは、ずっと栗東で調整を行ってきた。「特に今年の夏の暑さは尋常ではなかっただけに、厩舎陣営もコンディションの維持はご苦労されたと思います。それでも結果を残してくれたのは、厩舎の管理があってのことだと思いますし、またさすがGⅠ馬たるところでしょう」と東氏。

 1年ぶりの勝利となったこの朝日チャレンジC(G3)だが、賞金を加算できたことで、今後のローテーションが組みやすくなるというメリットも産まれてくることとなった。次走は天皇賞(秋)(G1)が予定。昨年は12着に敗れてはいるが、東氏は二の轍は踏まないとの思いを感じている。

 「2歳時から活躍し、皐月賞(Jpn1)も制していることもあってか、早熟型との印象を持たれがちですが、まだこの馬は完成途上で、本格化はこれからだと思っているんですよ」と東氏。皐月賞制覇→天皇賞(秋)優勝と言えば、社台ファームの生産馬であるダイワメジャーとイメージが重なるところ。今年の天皇賞(秋)(G1)で、ダイワメジャーと同じ5歳を迎えたキャプテントゥーレが、先輩に続く快挙を成し遂げるかにも注目したい。