2009年12月27日 有馬記念 G1
優勝馬:ドリームジャーニー
プロフィール
- 生年月日
- 2004年02月24日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:24戦9勝
- 総収得賞金
- 847,973,000円
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- (有)社台コーポレーション白老ファーム (白老)
- 調教師
- 池江 泰寿
- 騎手
- 池添 謙一
一年の世相が反映されるレースとも言われる有馬記念(G1)。今年の流行語大賞に輝いた「政権交代」という言葉から、7頭が出走していた3歳馬を本命に推す意見も多く聞かれていた。
しかし、一番人気に支持された3歳馬のブエナビスタを直線で退けたのは、今年の宝塚記念(G1)の覇者であるドリームジャーニーだった。グランプリホースの意地が、競馬界における政権交代を許さなかったとも言えよう。
「スタートでの出遅れこそありましたが、馬群から離されないでレースを進めてくれたので、道中はそれほど心配ではありませんでした」と話してくれたのは白老ファームの橋本裕充場長。後方2番手でレースを進めることとなったドリームジャーニーではあるが、直線手前では先行勢を持ち前の差し脚で捕らえる位置まで順位を上げていた。先に抜け出したブエナビスタを父ステイゴールド譲りの瞬発力で一気に交わすと、そのままゴールまで押し切ってみせた。
「ブエナビスタとのゴール前での叩き合いを含めて、レースとしても素晴らしかったと思います。それにしてもあれだけの脚を使える馬となったというのは、本当に強くなりましたね」(橋本場長)
思えば、この重賞ウイナーINFORMATIONの取材で、初めてドリームジャーニーの話をうかがったのは朝日杯フューチュリティS(G1)を制した06年のこと。それから重賞を6勝と活力が落ちていないどころか、橋本場長の話すとおりに更にパワーアップしたような印象さえ受ける。
「今年は夏と冬のグランプリを勝利と、今年は非常に価値のあるレースを見せてくれました。来年も活躍が見込めると思いますし、古馬の主役となって、競馬を盛り上げてもらいたいですね」(橋本場長)
殊勲の母オリエンタルアートは、現在、全兄弟となるステイゴールドの産駒を受胎。ドリームジャーニー、来年デビュー予定のオリエンタルアートの08(牡)と牡馬の誕生が続いているだけに、橋本場長からは、「贅沢を言わせてもらえるなら、跡取りとなるような牝馬が生まれてほしいところです」との声も聞かれていた。
その父ステイゴールドが初めてG1を勝利したのは7歳のこと。父同様の小柄な馬体で、父を超える実績を残しているドリームジャーニーが、もし、父と同じような成長曲線を辿るとするなら、来年の競馬界はドリームジャーニーを軸にした長期政権となっていきそうだ。
しかし、一番人気に支持された3歳馬のブエナビスタを直線で退けたのは、今年の宝塚記念(G1)の覇者であるドリームジャーニーだった。グランプリホースの意地が、競馬界における政権交代を許さなかったとも言えよう。
「スタートでの出遅れこそありましたが、馬群から離されないでレースを進めてくれたので、道中はそれほど心配ではありませんでした」と話してくれたのは白老ファームの橋本裕充場長。後方2番手でレースを進めることとなったドリームジャーニーではあるが、直線手前では先行勢を持ち前の差し脚で捕らえる位置まで順位を上げていた。先に抜け出したブエナビスタを父ステイゴールド譲りの瞬発力で一気に交わすと、そのままゴールまで押し切ってみせた。
「ブエナビスタとのゴール前での叩き合いを含めて、レースとしても素晴らしかったと思います。それにしてもあれだけの脚を使える馬となったというのは、本当に強くなりましたね」(橋本場長)
思えば、この重賞ウイナーINFORMATIONの取材で、初めてドリームジャーニーの話をうかがったのは朝日杯フューチュリティS(G1)を制した06年のこと。それから重賞を6勝と活力が落ちていないどころか、橋本場長の話すとおりに更にパワーアップしたような印象さえ受ける。
「今年は夏と冬のグランプリを勝利と、今年は非常に価値のあるレースを見せてくれました。来年も活躍が見込めると思いますし、古馬の主役となって、競馬を盛り上げてもらいたいですね」(橋本場長)
殊勲の母オリエンタルアートは、現在、全兄弟となるステイゴールドの産駒を受胎。ドリームジャーニー、来年デビュー予定のオリエンタルアートの08(牡)と牡馬の誕生が続いているだけに、橋本場長からは、「贅沢を言わせてもらえるなら、跡取りとなるような牝馬が生まれてほしいところです」との声も聞かれていた。
その父ステイゴールドが初めてG1を勝利したのは7歳のこと。父同様の小柄な馬体で、父を超える実績を残しているドリームジャーニーが、もし、父と同じような成長曲線を辿るとするなら、来年の競馬界はドリームジャーニーを軸にした長期政権となっていきそうだ。