2010年02月07日 シルクロードS G3
優勝馬:アルティマトゥーレ
プロフィール
- 生年月日
- 2004年04月14日 06歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:13戦7勝
- 総収得賞金
- 195,106,000円
- 父
- フジキセキ
- 母 (母父)
- エアトゥーレ by トニービン(IRE)
- 馬主
- (有) 社台レースホース
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 奥平 雅士
- 騎手
- 横山 典弘
「携わった人をみんな幸せにしてくれる『嬉しい馬』ですね」と社台ファームの長浜卓也さんは笑顔を浮かべる。その『嬉しい馬』とは、シルクロードS(G3)を制したアルティマトゥーレのことだ。
「幼少期は体高が低めながらも、体に厚みがあって馬力も申し分なかったです。牝馬ばかり放れていた放牧地にいると1頭牡馬が紛れているような感じで、集団の中でもすぐ目につく存在でした」(長浜さん)
見栄えの面では申し分なかったアルティマトゥーレではあるが、その一方で体質が弱く、デビューしてからも思うようにレースを使えないでいた。それは3歳の夏から4歳秋まで長期休養を余儀なくされたことにも証明されている。しかし、産まれ持った能力の高さを信じていた牧場スタッフには、休養に戻ってきた際にある思いが生まれていた。
「この時、携わったスタッフの誰もが、『必ず万全の状態で競馬場へと戻す』と思っていたと思います。この休養期間があったからこそ、今の活躍があるのかもしれませんが、その間、待ち続けてくださった出資会員の皆様のご理解とご声援には感謝してもしきれないですね」(長浜さん)
昨年の京阪杯(G3)の後、アルティマトゥーレは山元トレーニングセンターで調整が行われている。最近、重賞ウイナーの取材の度に長浜さんからは、「山元トレーニングセンターのスタッフのおかげです」という言葉が出てくるが、山元トレーニングセンターと牧場、そして山元トレーニングセンターと厩舎とのたゆまぬ協力体制が、数々の栄光をもたらしていることに改めて気付かされる。
「今回の勝利も山元トレーニングセンターと、鞍上を含めた厩舎陣営とのタッグで掴んだ素晴らしい勝利だと思います。次走の高松宮記念(G1)出走を前に、馬は再び山元トレーニングセンターに戻って調整を重ねています」(長浜さん)
重賞2勝馬となり、高松宮記念(G1)でも人気を集めるであろうアルティマトゥーレであるが、決してこれまでの競争生活は順風満帆だったわけではない。だが、長浜さんを初めとする社台ファームのスタッフや山元トレーニングセンターのスタッフ、そして厩舎関係者や出資会員の思いに答えるように勝利を収めてきた。だからこそ冒頭における長浜さんの、『嬉しい馬』との言葉が出てきた気がしてくる。
「休養に来ていた頃のことを思い出すと、よくぞここまで出世してくれたと思います。今は高松宮記念(G1)でラストランを迎えられることを幸せに思っています」と長浜さん。
きっと高松宮記念(G1)でも、アルティマトゥーレに携わった人間全てを幸せにしてくれるような走りを見せてくれることだろう。
「幼少期は体高が低めながらも、体に厚みがあって馬力も申し分なかったです。牝馬ばかり放れていた放牧地にいると1頭牡馬が紛れているような感じで、集団の中でもすぐ目につく存在でした」(長浜さん)
見栄えの面では申し分なかったアルティマトゥーレではあるが、その一方で体質が弱く、デビューしてからも思うようにレースを使えないでいた。それは3歳の夏から4歳秋まで長期休養を余儀なくされたことにも証明されている。しかし、産まれ持った能力の高さを信じていた牧場スタッフには、休養に戻ってきた際にある思いが生まれていた。
「この時、携わったスタッフの誰もが、『必ず万全の状態で競馬場へと戻す』と思っていたと思います。この休養期間があったからこそ、今の活躍があるのかもしれませんが、その間、待ち続けてくださった出資会員の皆様のご理解とご声援には感謝してもしきれないですね」(長浜さん)
昨年の京阪杯(G3)の後、アルティマトゥーレは山元トレーニングセンターで調整が行われている。最近、重賞ウイナーの取材の度に長浜さんからは、「山元トレーニングセンターのスタッフのおかげです」という言葉が出てくるが、山元トレーニングセンターと牧場、そして山元トレーニングセンターと厩舎とのたゆまぬ協力体制が、数々の栄光をもたらしていることに改めて気付かされる。
「今回の勝利も山元トレーニングセンターと、鞍上を含めた厩舎陣営とのタッグで掴んだ素晴らしい勝利だと思います。次走の高松宮記念(G1)出走を前に、馬は再び山元トレーニングセンターに戻って調整を重ねています」(長浜さん)
重賞2勝馬となり、高松宮記念(G1)でも人気を集めるであろうアルティマトゥーレであるが、決してこれまでの競争生活は順風満帆だったわけではない。だが、長浜さんを初めとする社台ファームのスタッフや山元トレーニングセンターのスタッフ、そして厩舎関係者や出資会員の思いに答えるように勝利を収めてきた。だからこそ冒頭における長浜さんの、『嬉しい馬』との言葉が出てきた気がしてくる。
「休養に来ていた頃のことを思い出すと、よくぞここまで出世してくれたと思います。今は高松宮記念(G1)でラストランを迎えられることを幸せに思っています」と長浜さん。
きっと高松宮記念(G1)でも、アルティマトゥーレに携わった人間全てを幸せにしてくれるような走りを見せてくれることだろう。