2006年10月15日 秋華賞 G1
優勝馬:カワカミプリンセス
プロフィール
- 生年月日
- 2003年06月05日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:5戦5勝
- 総収得賞金
- 350,892,000円
- 父
- キングヘイロー
- 母 (母父)
- タカノセクレタリー(USA) by Seattle Slew(USA)
- 馬主
- (有) 三石川上牧場
- 生産者
- 三石川上牧場 (三石)
- 調教師
- 西浦 勝一
- 騎手
- 本田 優
“オークスなんて夢のまた夢でした”と語っていた三石川上牧場の上山浩司社長だが、遂に無敗のまま牝馬クラシック2冠を征してしまった。
今週は北海道市場が開かれ同牧場では、本馬の半弟(父アグネスデジタル)が17日の一歳市場に上場され注目の的となりました。せりの当日に会場で忙しい上山社長を訪ねました。
午前中の上場馬の比較展示(上場馬が並べられ購買者に実馬を見てもらう)の時に声をかけさせていただくと上山社長は満面の笑みでいかにも嬉しそう。「直線で出るのが遅かったので少し心配しましたが、よく勝ってくれました。最高ですよ。今回は競馬場に父親を連れて行き、口取り写真では馬主の位置に立ってもらったら凄く喜んでくれて、ようやく親孝行が出来ました。休養明けのレースだっただけに、牧場でどう調整されるかが問われていましたが、兄(休養先の同町高昭牧場の上山泰憲社長)が上手くやってくれて感謝しています。2回目のGⅠでしたので安心したという気持かな。少し自信もつきましたよ。」と満足そうだ。
上場される半弟の周りには、購買関係者や報道陣が二重にもなって本馬の活躍に半弟への関心の高さが伺える。
比較展示後、待厩馬房に上山社長を尋ねると西浦調教師が訪れていた。「先生は上場の時に、もし声(購買希望の合図)がかからなかったら自分が落とす、といってわざわざ来てくださいました。本当に皆さんには感謝しています。」と本馬の快挙は関係者の信頼感も深くしている。
上場された半弟のせりの様子ですが、同馬がせり台に登場し、鑑定人のコールがかかると場内は一瞬静まり返ったが間もなく1000万円の声が掛かり、後はどんどん競り上っていき最終落札額は4,650万円。今回の4日間の一歳馬セールでの最高値となった。
販売者席でせりを目の前にしていた上山社長は、笑顔を見せながらも「凄いですね、驚きですよ」と言葉を残して、購買者の菅原光太郎さんの元に御礼に走って行く。
生産馬の活躍が兄弟馬の価値を高めるのですが、本馬の功績が半弟の人気につながった一瞬だ。
落札後には再び本馬を多くの人が取り囲んでいましたが、上山社長は奥さんとその様子を遠巻きに眺めている。笑顔を絶やさない夫妻だが、そこには喜びと愛馬と別れる寂しさがあるようだ。
「もう人様の馬ですから前には出られませんよ。」と上山社長。これから牧場に戻り、ようやく本馬の2冠制覇の喜びをゆっくりと味わえる事でしょう。
今週は北海道市場が開かれ同牧場では、本馬の半弟(父アグネスデジタル)が17日の一歳市場に上場され注目の的となりました。せりの当日に会場で忙しい上山社長を訪ねました。
午前中の上場馬の比較展示(上場馬が並べられ購買者に実馬を見てもらう)の時に声をかけさせていただくと上山社長は満面の笑みでいかにも嬉しそう。「直線で出るのが遅かったので少し心配しましたが、よく勝ってくれました。最高ですよ。今回は競馬場に父親を連れて行き、口取り写真では馬主の位置に立ってもらったら凄く喜んでくれて、ようやく親孝行が出来ました。休養明けのレースだっただけに、牧場でどう調整されるかが問われていましたが、兄(休養先の同町高昭牧場の上山泰憲社長)が上手くやってくれて感謝しています。2回目のGⅠでしたので安心したという気持かな。少し自信もつきましたよ。」と満足そうだ。
上場される半弟の周りには、購買関係者や報道陣が二重にもなって本馬の活躍に半弟への関心の高さが伺える。
比較展示後、待厩馬房に上山社長を尋ねると西浦調教師が訪れていた。「先生は上場の時に、もし声(購買希望の合図)がかからなかったら自分が落とす、といってわざわざ来てくださいました。本当に皆さんには感謝しています。」と本馬の快挙は関係者の信頼感も深くしている。
上場された半弟のせりの様子ですが、同馬がせり台に登場し、鑑定人のコールがかかると場内は一瞬静まり返ったが間もなく1000万円の声が掛かり、後はどんどん競り上っていき最終落札額は4,650万円。今回の4日間の一歳馬セールでの最高値となった。
販売者席でせりを目の前にしていた上山社長は、笑顔を見せながらも「凄いですね、驚きですよ」と言葉を残して、購買者の菅原光太郎さんの元に御礼に走って行く。
生産馬の活躍が兄弟馬の価値を高めるのですが、本馬の功績が半弟の人気につながった一瞬だ。
落札後には再び本馬を多くの人が取り囲んでいましたが、上山社長は奥さんとその様子を遠巻きに眺めている。笑顔を絶やさない夫妻だが、そこには喜びと愛馬と別れる寂しさがあるようだ。
「もう人様の馬ですから前には出られませんよ。」と上山社長。これから牧場に戻り、ようやく本馬の2冠制覇の喜びをゆっくりと味わえる事でしょう。