2006年05月21日 オークス G1
優勝馬:カワカミプリンセス
プロフィール
- 生年月日
- 2003年06月05日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:4戦4勝
- 総収得賞金
- 350,892,000円
- 父
- キングヘイロー
- 母 (母父)
- タカノセクレタリー(USA) by Seattle Slew(USA)
- 馬主
- (有) 三石川上牧場
- 生産者
- 三石川上牧場 (三石)
- 調教師
- 西浦 勝一
- 騎手
- 本田 優
見事にオーナーブリーダーとしてGⅠを制した三石川上牧場。上山浩司社長と美佳夫人、それにスタッフ2名で18頭の繁殖牝馬を飼養する家族経営の牧場の大快挙に地元では賞賛の声も高い。
新ひだか町三石川上の同牧場は、海岸線の国道から鳧舞(けりまい)川沿いに20分程、山間に入ったところにある。大規模な牧場ではないが、良く管理された放牧地には、青々とした牧草が綺麗に広がる。
生産馬としてゴッドオブチャンス(‘02京王杯スプリングC)、カネトシガバナー(’98神戸新聞杯他)の重賞馬を出しているが、3年前に免許を取得した馬主としては始めての重賞制覇。上山社長に中央で初めての勝鞍をプレゼントした本馬が一気にGⅠまで上り詰めてしまったという。
レースの当日には、競馬場までお兄さん(高昭牧場上山泰憲社長)と応援に行ったそうだ。「ゴールした瞬間に思わずバンザイしてしまいました。ここまで来れるとは思いませんでしたからね。ジョッキー(本田騎手)もさすがにベテランの騎乗を見せてくれ満足しています。GⅠのレースはすべてが初めての経験ですから、レースを観るのも生産者席の端の方でしたよ。馬主席には凄い人が多勢いましたからね。でも、勝ってくれたから、胸を張って表彰に行けました。爽快でしたね。実は、オークス出走が決まった時、これに勝ったら人生も変るのでは、と思っていました。オークスなんて夢のまた夢でしたから。」と嬉しそうに語る。
その上山社長は表彰会場に向かうターフの上で、ファンに祝福の声をかけられ、また表彰台では想像以上の観客の多さに改めてファンの有難さを感じたという。
「口取り写真(優勝記念写真)は、兄に馬主の位置に入ってもらいました。私は生産者のところでね。私みたいな者がオーナーとしてやって来れたのも、育成場をしている兄に面倒を見て貰っているからです。少し恩返しが出来ましたよ。」と上山社長は、喜びの表彰式を思い出す。
本馬の母はタカノセクレタリー(母の父シアトルスルー 米国産)。本馬は第3仔で2歳に半妹(父チーフベアハート)、1歳半弟(父アグネスデジタル)がいる。今年は、再びキングヘイローを配合したそうで、来年の全兄弟の誕生が待たれる。
本馬の活躍で、今までのクラシック3戦のすべてを日高産馬が制しているが、上山社長は最後に「本当に嬉しい事ですよ。時代の転機が来ているのかもしれませんね。元々日高の牧場は生産にかける情熱が大きいですから、まだまだ活躍馬が出ると思いますよ。うちの馬も“こんな馬が”と思われるようなのがGⅠをとって、仲間も“これなら俺にも出来る。勇気が湧いた。”と言ってくれました。私も取り掛かってきた事の集大成が出来たのですが、GⅠなんて簡単に取れるものではありません。まだまだ努力して頑張りますよ。」と、気を引き締めていた。
新ひだか町三石川上の同牧場は、海岸線の国道から鳧舞(けりまい)川沿いに20分程、山間に入ったところにある。大規模な牧場ではないが、良く管理された放牧地には、青々とした牧草が綺麗に広がる。
生産馬としてゴッドオブチャンス(‘02京王杯スプリングC)、カネトシガバナー(’98神戸新聞杯他)の重賞馬を出しているが、3年前に免許を取得した馬主としては始めての重賞制覇。上山社長に中央で初めての勝鞍をプレゼントした本馬が一気にGⅠまで上り詰めてしまったという。
レースの当日には、競馬場までお兄さん(高昭牧場上山泰憲社長)と応援に行ったそうだ。「ゴールした瞬間に思わずバンザイしてしまいました。ここまで来れるとは思いませんでしたからね。ジョッキー(本田騎手)もさすがにベテランの騎乗を見せてくれ満足しています。GⅠのレースはすべてが初めての経験ですから、レースを観るのも生産者席の端の方でしたよ。馬主席には凄い人が多勢いましたからね。でも、勝ってくれたから、胸を張って表彰に行けました。爽快でしたね。実は、オークス出走が決まった時、これに勝ったら人生も変るのでは、と思っていました。オークスなんて夢のまた夢でしたから。」と嬉しそうに語る。
その上山社長は表彰会場に向かうターフの上で、ファンに祝福の声をかけられ、また表彰台では想像以上の観客の多さに改めてファンの有難さを感じたという。
「口取り写真(優勝記念写真)は、兄に馬主の位置に入ってもらいました。私は生産者のところでね。私みたいな者がオーナーとしてやって来れたのも、育成場をしている兄に面倒を見て貰っているからです。少し恩返しが出来ましたよ。」と上山社長は、喜びの表彰式を思い出す。
本馬の母はタカノセクレタリー(母の父シアトルスルー 米国産)。本馬は第3仔で2歳に半妹(父チーフベアハート)、1歳半弟(父アグネスデジタル)がいる。今年は、再びキングヘイローを配合したそうで、来年の全兄弟の誕生が待たれる。
本馬の活躍で、今までのクラシック3戦のすべてを日高産馬が制しているが、上山社長は最後に「本当に嬉しい事ですよ。時代の転機が来ているのかもしれませんね。元々日高の牧場は生産にかける情熱が大きいですから、まだまだ活躍馬が出ると思いますよ。うちの馬も“こんな馬が”と思われるようなのがGⅠをとって、仲間も“これなら俺にも出来る。勇気が湧いた。”と言ってくれました。私も取り掛かってきた事の集大成が出来たのですが、GⅠなんて簡単に取れるものではありません。まだまだ努力して頑張りますよ。」と、気を引き締めていた。