2009年03月29日 高松宮記念 G1
優勝馬:ローレルゲレイロ
プロフィール
- 生年月日
- 2004年05月03日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/青鹿毛
- 戦績
- 国内:22戦4勝
- 総収得賞金
- 482,480,000円
- 父
- キングヘイロー
- 母 (母父)
- ビッグテンビー by テンビー(GB)
- 馬主
- (株) ローレルレーシング
- 生産者
- 村田牧場 (新冠)
- 調教師
- 昆 貢
- 騎手
- 藤田 伸二
快速自慢が集結した第39回高松宮記念はローレルゲレイロが逃げ切り勝ちを決め、見事GⅠ初制覇を達成した。
本馬を生産したのは新冠町高江の村田牧場。昭和5年創設の長い歴史を持つ。過去、生産馬ユキノビジンが牝馬クラシックで2着に惜敗し、本馬も朝日杯フューチュリティS、NHKマイルCで2着。今回の勝利は牧場にとっても待望のGⅠ初制覇となった。
レース当日、中京競馬場へ応援に駆け付けた村田繁實社長は、
「スタンドで観戦していたのですが、ゴールの瞬間ははっきり結果がわからなくて、ターフビジョンのリプレイを見て勝ったとわかりました。ローレルクラブとして中央のGⅠ初制覇となったし、皇室の由緒あるレースを勝てて非常に嬉しいです。」
と、笑顔を見せた。
村田社長は優駿スタリオンステーション(新冠町)の経営にも携わり、同スタリオンの繋養種牡馬キングヘイローを父に持つ本馬の勝利に喜びもひとしおだ。
また、本馬の母父テンビーの導入にも関わり、当時オーストラリアまで足を運んで同スタリオン導入に至ったそうだ。思い入れたっぷりの血統での勝利に感慨は深い。
母のビッグテンビーは優れたスピードを持った馬だったが、骨膜の具合が芳しくなく、現役時代は思うようにレースを使えなかったそうだ。しかし、繁殖牝馬としてはこれまでデビューした産駒3頭が中央で勝ち上がり、繁殖牝馬としては素晴らしい結果を残している。2歳の半妹(父ムーンバラッド)も順調で、早い時期のデビューを目指している。
1歳と当歳にはローレルゲレイロの全弟がおり、本馬の活躍を受けてこちらも期待が高まるところだ。今年はアドマイヤムーンを種付けする予定とのことで、今後もこのファミリーから楽しみな馬が登場しそうだ。
「コツコツと血の更新、土地の改良、施設の改善、牧場の拡張などをやってきたことが実ったと思います。」
と、村田社長はGⅠ制覇までの道のりを振り返る。国際化の波と厳しい社会情勢にありながら、新冠産馬を父母に持った新冠産馬によるGⅠ勝ちは、同町内の牧場にとって大きな励みになったことだろう。町の中心部「レ・コード館」にはさっそく本馬の優勝を祝う垂れ幕が掲げられた。ちなみに、鞍上を務めた藤田伸二騎手も新冠町の出身だ。
幾多の激戦の末に、短距離界の頂点に立ったローレルゲレイロ。
村田社長は、「本当に偉い馬ですね。心肺機能に優れている馬だと聞きました。今回も競馬が終わった後はケロっとして、口取りの時は尻っぱねをしていたぐらいです。これからも良い成績を残して、種牡馬としての道も開けてくると嬉しいですね。」
と、エールを送った。
今回の勝利で父キングヘイローにまた一歩近づいたことだろう。今後も村田牧場が生んだ英雄の戦いぶりに注目だ。
本馬を生産したのは新冠町高江の村田牧場。昭和5年創設の長い歴史を持つ。過去、生産馬ユキノビジンが牝馬クラシックで2着に惜敗し、本馬も朝日杯フューチュリティS、NHKマイルCで2着。今回の勝利は牧場にとっても待望のGⅠ初制覇となった。
レース当日、中京競馬場へ応援に駆け付けた村田繁實社長は、
「スタンドで観戦していたのですが、ゴールの瞬間ははっきり結果がわからなくて、ターフビジョンのリプレイを見て勝ったとわかりました。ローレルクラブとして中央のGⅠ初制覇となったし、皇室の由緒あるレースを勝てて非常に嬉しいです。」
と、笑顔を見せた。
村田社長は優駿スタリオンステーション(新冠町)の経営にも携わり、同スタリオンの繋養種牡馬キングヘイローを父に持つ本馬の勝利に喜びもひとしおだ。
また、本馬の母父テンビーの導入にも関わり、当時オーストラリアまで足を運んで同スタリオン導入に至ったそうだ。思い入れたっぷりの血統での勝利に感慨は深い。
母のビッグテンビーは優れたスピードを持った馬だったが、骨膜の具合が芳しくなく、現役時代は思うようにレースを使えなかったそうだ。しかし、繁殖牝馬としてはこれまでデビューした産駒3頭が中央で勝ち上がり、繁殖牝馬としては素晴らしい結果を残している。2歳の半妹(父ムーンバラッド)も順調で、早い時期のデビューを目指している。
1歳と当歳にはローレルゲレイロの全弟がおり、本馬の活躍を受けてこちらも期待が高まるところだ。今年はアドマイヤムーンを種付けする予定とのことで、今後もこのファミリーから楽しみな馬が登場しそうだ。
「コツコツと血の更新、土地の改良、施設の改善、牧場の拡張などをやってきたことが実ったと思います。」
と、村田社長はGⅠ制覇までの道のりを振り返る。国際化の波と厳しい社会情勢にありながら、新冠産馬を父母に持った新冠産馬によるGⅠ勝ちは、同町内の牧場にとって大きな励みになったことだろう。町の中心部「レ・コード館」にはさっそく本馬の優勝を祝う垂れ幕が掲げられた。ちなみに、鞍上を務めた藤田伸二騎手も新冠町の出身だ。
幾多の激戦の末に、短距離界の頂点に立ったローレルゲレイロ。
村田社長は、「本当に偉い馬ですね。心肺機能に優れている馬だと聞きました。今回も競馬が終わった後はケロっとして、口取りの時は尻っぱねをしていたぐらいです。これからも良い成績を残して、種牡馬としての道も開けてくると嬉しいですね。」
と、エールを送った。
今回の勝利で父キングヘイローにまた一歩近づいたことだろう。今後も村田牧場が生んだ英雄の戦いぶりに注目だ。