2010年04月04日 ダービー卿ChT G3
優勝馬:ショウワモダン
プロフィール
- 生年月日
- 2004年03月31日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:37戦8勝
- 総収得賞金
- 354,050,000円
- 父
- エアジハード
- 母 (母父)
- ユメシバイ by トニービン(IRE)
- 馬主
- 山岸 桂市
- 生産者
- 社台ファーム (千歳)
- 調教師
- 杉浦 宏昭
- 騎手
- 後藤 浩輝
2歳の夏、新潟競馬場で迎えたデビュー戦から、数えること37戦。それから14度目となる重賞挑戦で、ついにショウワモダンは栄光を勝ち取った。
「2歳のデビューから長期休養することなく、しかもコンスタントにオープンで走り続けての重賞制覇ですからね。嬉しさもひとしおです」と話す社台ファームの長浜卓也さんからも笑顔がこぼれる。
攻めの姿勢で血統の更新を続けている社台ファームでは、皐月賞(G1)でも人気を集めるであろうヴィクトワールピサを始めとして、「垢抜けた」血統背景を持つ生産馬の活躍が目立つ。
その一方で、ショウワモダンは祖々母のリリーオブザナイルから母のユメシバイまで、3代にわたって国内で繋養されてきた牝系。しかも父は内国産種牡馬の雄だったサクラユタカオーを父に持つエアジハードと、いわば「渋い」血統背景を持っている。
「確かに血統は古くも移りますが、母の兄弟からは阪急杯(G3)を勝ったセンリョウヤクシャも出ていますし、近親にはシャドウスケイプ(根岸S(G3)、クラスターC(G3))、イブキインターハイ(京都4歳特別(G3))と重賞馬の名前も見られるように、当社を支える根幹牝系でもあります。丈夫さだけでなく、ゴール前で見せた勝負根性は、この血統ならではかもしれませんし、我々としても意味のある勝利だったように感じます」(長浜さん)
全8勝のうち、3勝を不良、もしくは重馬場であげてきたショウワモダンではあるが、今回はメンバー中上がり2番目の脚を使っての勝利と、6歳という年齢を感じさせないほど強くなってきた印象を受ける。
「今回のようなレースができたことで、より楽しみが広がります。生産者としては、本馬のように長きに渡って走り続ける丈夫な馬をつくることが最大の目標ですので、その点でも今回の勝利はとても勇気づけられました」(長浜さん)
レースの後は山岸桂市オーナーからも喜びと感謝を伝える電話があったというが、勝利と同じぐらいに嬉しい電話だったと長浜さんは付け加える。「オーナーにとっては中央の初重賞勝利とのことで、その喜びに携われたのも嬉しいですね。また、これだけコンスタントにレースに使えるのは、馬自身の丈夫さはさることながら、きっちりとケアできるスタッフさんに囲まれているからこその結果です。改めて杉浦厩舎の皆さんの手腕の確かさに感謝と尊敬の気持ちで一杯です」(長浜さん)
今年も勝利数、収得賞金共にリーディングブリーダーのトップをひた走る社台ファーム。ショウワモダンの勝利は、その強さの源を改めて示したような気もしてくる。
「2歳のデビューから長期休養することなく、しかもコンスタントにオープンで走り続けての重賞制覇ですからね。嬉しさもひとしおです」と話す社台ファームの長浜卓也さんからも笑顔がこぼれる。
攻めの姿勢で血統の更新を続けている社台ファームでは、皐月賞(G1)でも人気を集めるであろうヴィクトワールピサを始めとして、「垢抜けた」血統背景を持つ生産馬の活躍が目立つ。
その一方で、ショウワモダンは祖々母のリリーオブザナイルから母のユメシバイまで、3代にわたって国内で繋養されてきた牝系。しかも父は内国産種牡馬の雄だったサクラユタカオーを父に持つエアジハードと、いわば「渋い」血統背景を持っている。
「確かに血統は古くも移りますが、母の兄弟からは阪急杯(G3)を勝ったセンリョウヤクシャも出ていますし、近親にはシャドウスケイプ(根岸S(G3)、クラスターC(G3))、イブキインターハイ(京都4歳特別(G3))と重賞馬の名前も見られるように、当社を支える根幹牝系でもあります。丈夫さだけでなく、ゴール前で見せた勝負根性は、この血統ならではかもしれませんし、我々としても意味のある勝利だったように感じます」(長浜さん)
全8勝のうち、3勝を不良、もしくは重馬場であげてきたショウワモダンではあるが、今回はメンバー中上がり2番目の脚を使っての勝利と、6歳という年齢を感じさせないほど強くなってきた印象を受ける。
「今回のようなレースができたことで、より楽しみが広がります。生産者としては、本馬のように長きに渡って走り続ける丈夫な馬をつくることが最大の目標ですので、その点でも今回の勝利はとても勇気づけられました」(長浜さん)
レースの後は山岸桂市オーナーからも喜びと感謝を伝える電話があったというが、勝利と同じぐらいに嬉しい電話だったと長浜さんは付け加える。「オーナーにとっては中央の初重賞勝利とのことで、その喜びに携われたのも嬉しいですね。また、これだけコンスタントにレースに使えるのは、馬自身の丈夫さはさることながら、きっちりとケアできるスタッフさんに囲まれているからこその結果です。改めて杉浦厩舎の皆さんの手腕の確かさに感謝と尊敬の気持ちで一杯です」(長浜さん)
今年も勝利数、収得賞金共にリーディングブリーダーのトップをひた走る社台ファーム。ショウワモダンの勝利は、その強さの源を改めて示したような気もしてくる。